あなたはどの色?肌の悩み別「コントロールカラー」の選び方

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美人肌を目指す大人のベースメイクの最重要ポイントは、間違いなく“コントロールカラー”。

美人に見られたければ、ここをスルーしてはいけません。

ヘアメイクアップアーティストの筆者が美人肌を作るコントロールカラー使いをお伝えします。

■そもそも「コントロールカラー」って何?

ものすごく簡単に言うと、色付きのプレファンデーションです。肌色ではなく、パープル・ピンク・グリーン・イエローなどが代表的な色で、色彩理論を利用して、肌の色ムラを打ち消してくれるアイテム。

色ムラに合わせたカラーを選び、ファンデーションの前に使用して、ファンデーションがきれいに発色できる土台を作ります。

もうひとつの効果として、イメージに合わせて肌色を作ること。

ファンデーションの下に使うので、重ねた後のファンデーションの発色に作用して、作りたい雰囲気の肌質を作るアシストをしてくれる優秀アイテム。下地とコントロールカラー併用タイプも増えているので、取り入れやすいですよ。

(1)肌の色ムラを整える

白の上にのせたファンデーションと、灰色の上にのせたファンデーションではどちらがきれいな肌に仕上がるか想像はつきますよね。

スキンケアが整ったら、自分の素肌を大きめの鏡で眺め、ぴったりのカラーを探して。

気になる色ムラに対応する基本的なカラーの用途は次の通り。気になる部分にのせていきます。

●黄くすみでどんより見える人・・・パープルで透明感UP

●貧血?体調を心配される活力不足の人・・・ピンクで血色UP

●赤みがあってあか抜けない人・・・グリーンでスタイリッシュに

●赤みがあってナチュラルにメイクをしたい人・・・イエローで改善

●カジュアルになりがちな色黒さん・・・イエローでトーンUP

●アトピー跡などグレーがかった紫の色ムラ・・・オレンジでカバー

(2)イメージに合わせて肌色を作る

色ムラを整えられたら、思い通りの肌色を作るためのコントロールカラーを投入。

目の下の三角ゾーン(目頭・目尻・小鼻の横を結んだ部分)、Tゾーンに、トントンと重ねるように優しくのせるとファンデーションを重ねた後にほんのり作用してくれますよ。

目的によって適しているカラーは次の通り。

●すっきり透明肌を目指したい・・・パープル

●柔らかな女性らしい肌をになりたい・・・ピンク

●自然に肌をトーンアップして見せたい・・・ホワイト

●ハリのあるフレッシュな肌になりたい・・・イエロー

仕上がりに自然なツヤ感が欲しい場合は、パール感や細かいラメ感のあるタイプを選んでおくと効果的。もともとの肌が光沢を帯びているような自然なハイライト効果が期待できますよ。

(3)組み合わせてみる

コントロールカラーにも様々なタイプが販売されるようになってきました。期待したい効果によってテクスチャーを選ぶのがメイク上級者のテクニック。

しっかりとカバーしたい、改善したい色ムラには、スティックタイプなどのしっかりとケアできるタイプを。また、肌色をイメージ通りにしたい、など広い範囲に使用する場合は柔らかいリキッドタイプを。さらにもっと広い範囲に使いたいなら、SPF効果があるものや下地併用タイプを選んでおくと、日焼け止めや下地を省けるので厚塗りにならず、時短になりますよ。

順番は、必ず色ムラをカバーしてから肌色を作る順で色を選んで使うこと。間違えると色が混ざって逆効果ですよ。

いかがでしたか? 少し面倒かも……と敬遠されがちなコントロールカラーですが、使ってみるとその効果に驚くはず。美人肌目指して、挑戦してみてくださいね。

【筆者略歴】

※ 川上絵理 ・・・ ヘアメイクとしてブライダル・TV の現場で活動する傍ら、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイク アップで“より自分らしく、なりたい自分になる”方法をアドバイスをしている。

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