UFJ銀行公式HP スマートフォンアプリページ

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これから銀行口座を開設しようと思っている人に朗報だ。三菱東京UFJ銀行が2016年9月12日から、スマートフォンのアプリで口座開設が可能になるサービスを開始。さらに印鑑も不要とのことで、ネット上にも喜びの声があがっている。

「スマート口座開設」がスタート!


今回新たに登場した「スマート口座開設」では、スマートフォンと運転免許証、もしくはマイナンバーカードさえあれば口座開設が可能に。一部のアンドロイド端末では免許証のICチップ読み取りによって住所等の入力の手間も省くことができる。なにより魅力的なのが口座開設時の印鑑が不要という点だ。

「よくやったMUFJ!」と喜びの声があがっているように、印鑑が必要となる各種の手続きは面倒だと思う人が多かったよう。印鑑に関しては「通帳を作ったときの印鑑がどれかわからない」という悩みを抱えている人が多いようで、今回のシステム変更によってその面倒が解消されることを期待する声が多く寄せられていた。

他行の取り組みはもう少し早かったよう


しかし、「今更かよ」と大手銀行の施策が遅すぎるという声も存在する。これまでも、楽天銀行などのネットバンク系の銀行では、アプリを使った本人確認、配送業者に本人確認をしてもらうことで印鑑がなくても口座を開設することができていた。

さらに今年の5月には、りそな銀行が3年後をめどに印鑑を全国の店舗で取りやめることに。静脈認証で口座を開設できるようにする方針のようだ。書類や手続きの時間が減らせるうえに、静脈認証なら印鑑と比べて偽造が難しいというメリットがあるようだ。

「印鑑制度とかそもそも日本だけやろ」との声もあるように、「印鑑」「判子」という制度が存在するのは日本や韓国をはじめ、アジアなどの少数の国だけのようで、世界的に見れば海外ドラマなどでよく見るように「サイン」文化が広く受け入れられている。

他行に比べて多少の遅れはとったものの、印鑑も不要なうえに平日の15時までという窓口での手続きと違って、24時間申し込み受付という便利な改善には称賛の声があがっている。「銀行の手続きって全体的にめんどいんだよな」という声はまだまだ聞かれるが、徐々に改善されていくことも期待できそうだ。