離島・馬祖の郵便局、伝統取り入れた外観でランドマークに

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(台北 20日 中央社)中華郵政が1億6000万台湾元(約5億700万円)をかけて離島・馬祖の南竿郷に建設した「馬祖郵便局」は、地元の伝統的な建築様式などを取り入れた特色ある建物として、同地の新たなランドマークとなっている。

同郵便局は中華郵政が自ら設計。建物の屋根などには、馬祖を含むビン東(福建省東部)地域で古くから使われてきた伝統的な建築様式を採用しているほか、一部の手すりには地元の酒造工場の酒甕(さかがめ)を使うなど、一般的な郵便局にはない特徴を備えている。(ビン=門がまえに虫)

馬祖郵便局は地域の発展や、両岸(台湾と中国大陸)における郵便業務のために、2012年10月から約4年をかけて建設が進められ、今年4月に営業が開始された。

(沈如峰/編集:杉野浩司)