【Vリーグ】135名の選手たちがバレーじゃなく「大運動会」で激戦!?　ファンも参加OK!　の気になる中身

2016年7月29日 18時0分

バレーボール国内リーグ発足50周年の記念イヤーを迎える今季。7月27日、50周年記念事業として、『Vリーグ大運動会』開催が発表された。バレーボールではなく、大運動会! 運動会ではなく、大運動会!! さまざまな「?」が頭をよぎる中、この記念イベントの謎に迫る。

選手とファンの距離を縮める、それが大運動会

アイデアは選手から生まれた。昨夏、年に一度各チームの代表選手が集う「プレーヤーズミーティング」の席で、50周年記念事業について話し合われた。

選手たちは「ファンのために何かしたい」「試合しか見てもらっていないファンに一体感を持ってもらえるイベントがしたい」「ファンとの距離を縮められるようにしたい」と意見を口にした。

そこでまとまったのが、50周年を記念してファンと選手が触れ合える感謝イベント=大運動会の実施だ。そして7月27日の記者会見にて、9月10日(土)・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館での『Vリーグ大運動会』の開催が発表されたのだった。

Vリーグ所属46チーム・135名の選手たちが駒沢オリンピック公園に集う(『アジアクラブ選手権』に出場するNECは不参加)。

V・プレミアリーグ各チームより5名、V・チャレンジリーグI・II各チームより2名が参加する。チーム分けは所属クラブ別ではなく、出身地別だ。

東京・北海道・東北がチームRed、九州がチームBlue、関東・東海がチームYellow、近畿・中国がチームGreenである。

各チームのキャプテンは以下の通り。チームRedは柳田将洋(サントリー)&鍋谷友理枝(デンソー)、チームBlueは古賀幸一郎(豊田合成)&長岡望悠(久光製薬)、チームYellowは清水邦広(パナソニック)&山口舞(岡山)、チームGreenは石島雄介(堺)&竹田沙希(トヨタ車体)。

プログラムも豊富だ。トスリレー、大縄跳び、綱引き、サーブターゲットに選手たちが挑む。

さらにファン参加型競技として、サーブキャッチ、ジャイアントバレー、大玉ころがし、玉入れ、障害物競走がラインナップされている。

プレミアシート購入者80名はこの5種目で選手とともに勝利を目指すのだ。ただ見るだけではなく、参加する。これが『Vリーグ大運動会』が運動会ではなく、大運動会であるゆえんだ。

記者発表会に出席した選手たちは、次のように思いを口にした。

「50周年記念ということで、バレーという側面で触れ合ってきたファンと違う接し方ができないか考えました。みんなで知恵を絞って種目を選んだ。みんなと和気あいあいと楽しめれば」(豊田合成・古賀幸一郎)

「ファンのために何ができるか考えました。ファンと一緒にする競技や、他チームの選手と一生懸命やることが大事だと思う」(トヨタ車体・竹田沙希)

「スポーツマンである以上、勝負事には負けたくない。強い気持ちで臨みたい」(パナソニック・深津英臣)

「ジャイアントバレーをファンと一緒にできるのが楽しみ」(日立・佐藤美弥)

Vリーグ機構嶋岡健治会長は「選手自ら考えて大運動会をすることになった。ファンに感謝するイベントです」と『Vリーグ大運動会』の意義を語る。

チケットは7月30日(土)午前10時よりVリーグチケットにて独占販売。各組20名総勢80名限定のプレミアシートは運動会参加権、Tシャツ、選手との集合写真の特典がついている。Tシャツつきの応援シート、また、一般指定席もある。

ちなみにTシャツはアパレルメーカー「Laundry」とコラボし、大運動会当日に選手たちが着用するもの。Vリーグファンよ、大運動会へいざ!

『Vリーグ大運動会』
チケット7月30日(土)午前10時より発売開始！
9月10日(土)・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館