「松坂世代」という言葉がありますが、厳密に言うと1980年生まれの学年を指すようです。では、「セーラームーン世代」を定義すると何歳くらいになる? アニメの放送が1992年からなので、現在20代後半〜30代辺りでしょうか。

「オトナ女子」に向けたキャラクターコスメ等が200点も!


バンダイは20〜30 代の女性に向けたキャラクタービューティーショップを本日(6月24日)より、東京駅一番街・東京キャラクターストリート(東京駅一番街 地下1階)内にてオープンします。ショップ名は「オトナ女子美日和(じょしびより)」。


ターゲットとして想定されているのは、「オトナ女子」と呼ばれる大人の女性。彼女たちに人気のキャラクターのコスメ・ファッション・雑貨約200点が販売されるお店のようです。
昨日、そんな同ショップの内覧会が開催されており、私もお邪魔してきました!

ではまず、このようなショップを出店した経緯について。バンダイのゼネラルマネジャー・杉崎晋哉さんに伺いましょう。


「バンダイの化粧品ブランド『クレアボーテ』が発売した『美少女戦士セーラームーン』のポケット型化粧品が2013年に大ヒットし、意外とこの層にキャラクターのコスメが売れるんだと気付きました。その後、2014年に立ち上げた『オトナ女子美日和』というSNSからクレアボーテの情報を発信しているのですが、『実際に手にとってみたい』『どこで買えるの?』という声が数多く寄せられたので、今回、ブランドの直営店を出させていただきました」(杉崎さん)
「オトナ女子美日和」で紹介される商品は全て、このショップに来れば入手できる品揃えを維持していくそうです。

ちなみに、現時点では全15作品(『美少女戦士セーラームーン』、『ベルサイユのばら』、『ぼのぼの』、『あらいぐまラスカル』やサンリオのキャラクターなど)の商品が同ショップでは展開され、20〜30代の女性に人気があるものばかりがピックアップされています。もちろん、取り扱われる作品は今後どんどん増えていくとのこと。









「全41種類あるモイスチャーハンドクリームとモイスチャーバームが、ショップの一押しになります」(杉崎さん)




ショップでしか買えない限定品がズラリ!


店舗にある200種類の商品のうち、店舗限定品は120種類もあるそう。
「限定品の比率は、今後もっと高めていきたいです」(杉崎さん)



例えば、このバッグなんか見るからにレアです。


『美少女戦士セーラームーン』のトローリーバッグ(税抜23,000円)とキャリーオンバッグ(税抜6,800円)は、もちろん同店でしか買えない限定品です。

お店の中は"オトナカワイイ空間"


ショップ入口に立つと、『ベルサイユのばら』のパネルがドカ〜ン! と。


店頭の大型モニターにはキャラクターたちが映り、我々をお出迎えしてくれます。


また店内の内装はピンクと水色が基調になっており、オトナカワイイ空間の中でショッピングを楽しむことができます。


スタッフさんの衣装はビューティーショップに近い白いワンピースで揃え、キャラクターショップの店員っぽく見えないよう配慮されています。あくまで化粧品を取り扱っているイメージで衣装は仕上がりました。



インバウンドの需要も見込む


クレアボーテが発売した『ベルサイユのばら』のアイライナーは、特にアジア各国(香港、台湾、韓国など)で人気を博したとのこと。


そういった経緯から、同ショップはインバウンドの需要を見込んでいるようです。
「『ベルサイユのばら』以外では、『美少女戦士セーラームーン』が海外のお客様には強いですね」(杉崎さん)

インバウンド需要を期待しているのも、東京駅に出店した理由の一つだそう。当然、スタッフさんの中には英語と中国語に対応できる女性が必ず一人常駐しています。
「もし2号店、3号店の出店があるとするならば、大阪や名古屋辺りよりも香港など海外の方が可能性としては高いと思います」(杉崎さん)

コンセプトは「"美"と"おしゃれ"と"カワイイ"」


場所が東京駅構内にあるだけに、丸の内の会社帰りのOLさんが立ち寄れる立地でもあります。


「クレアボーテ」オフィシャルショップという軸はありつつ、商品や限定品の置き換えは毎月コンスタントに行われるので、頻繁に訪れると面白い商品に出会う確率はアップしそうです。
「"美"と"おしゃれ"と"カワイイ"がこのお店のコンセプトになりますので、それに沿ったキャラクター商品、および雑貨、コスメを展開したいと考えています。そして、キャラクターコスメの市場を大きくできればなと考えております」(杉崎さん)
今回の出店を契機に、「こんなキャラクターの物を出してほしい」というユーザーからの生の声を商品開発に活かしていく意向もバンダイにはあるようです。

20〜30代の男性は超合金やフィギュアで購買欲が喚起されますが、女性の場合は「キャラクターコスメ」が琴線でしょうか? というわけで、斬新なコンセプトのショップが誕生しました!
(寺西ジャジューカ)