「世界のニナガワ」と呼ばれた演出家の蜷川幸雄さんが5月12日午後、亡くなったと各メディアが一斉に報じています。80歳でした。蜷川さんは昨年12月にも体調を崩し入院しており、体力の回復が十分でないため2月からの公演を予定していた『蜷の綿 -Nina’s Cotton-』の延期が発表されていました。

蜷川さんは1935年10月15日生まれ、埼玉県川口市出身。1955年に劇団青俳で俳優としてデビュー後、演出家に転向。国内外で数々の舞台を演出し、2002年には英三等勲爵位、2004年に文化功労者、2010年には文化勲章を受章しています。
代表作は、「王女メディア」「NINAGAWAマクベス」「身毒丸」「ムサシ」「海辺のカフカ」など。数々の俳優を見出したほか、ジャニーズのアイドルを多く起用したことでも有名でした。そのためTwitterでは「ご冥福をお祈りします…」「◯◯のことすごく褒めてくれたよね…」「蜷川作品で演技する姿を見たかった」など、ジャニーズファンからも悲しむツイートが投稿されています。


画像「彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA×W.SHAKESPEARE DVD BOX IV」
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