現在、筆者の地元・静岡県藤枝市では「昭和のおもちゃとゲーム展」と題したイベントが開催されている。主に昭和40〜50年代にかけての様々なおもちゃやゲーム機が多数展示されていると聞いて、世代的にどストライクなアラフォー筆者は早速足を運んでみた。



会場は市民の憩いの場、蓮花寺池公園の敷地内にある郷土博物館。



蓮花寺池の外周は約1.5kmと、結構な広さ。パンダ型やコアラ型のレトロなボートやジャンボ滑り台なども楽しめる。日曜ともなると多くの親子連れで大賑わいだ。

落ち着いた雰囲気の建物が郷土博物館。



藤枝市の歴史が分かる貴重な資料が常設展示されている。普段は渋めの企画が基本だから、今回のようなイベントはレアかも!?



入館料は大人200円、中学生以下無料と良心価格。館内では、藤枝市生まれの作家・小川国夫展も同時開催中だ。

会場入ってすぐのところに、駄菓子屋の軒先で見かけた懐かしのゲーム機が。



10円で実際に遊べるのがうれしい。



「懐かし〜!」「これ持ってた!」などなど思い出話に花を咲かせながら、展示物を食い入るように見る人々。テンション高くなるのも無理もない、貴重なグッズがいっぱいだ。



ハリボテ感あふれるマジンガーZと思われるロボットや、人間成分多めなウルトラマン的なヒーローの凧。子どもの落書きライクなドラえもん風カードなど、おおらかな時代ならではの、著作権的にヤバい代物もいっぱい。



着せ替え人形もズラリ。各コーナーにうんちくが張り出されているのも今回の企画の見どころ。昭和42年のタカラのリカちゃん人形よりも早く、昭和41年には中島製作所より純国産のファッションドール『スカーレットちゃん』が発売されているそうだ。



野村トーイの『チクタクバンバン』。動き回る時計を脱線しないようにパネルを動かして遊ぶパズルゲーム。小学生の頃、めちゃくちゃ遊んだ記憶があるなぁ。



逆に、まったく見覚えのないゲームも。ダリヤの『パネッコ』は、反転するパネルに描かれた世界各国の国旗を使った神経衰弱ゲームだそう。
こういった、親子でも楽しめる脳トレ的なゲームって多かったなぁ。



射幸心あおりまくりのギャンブルゲームの数々。こういった背伸びした感じ、大人の階段上った感じが子ども的にはたまらないのだ。



ファミコンやMSXなどのTVゲーム機とともに、様々なゲームウォッチも展示されている。


けん玉や野球盤、ルービックキューブなどが体験できるコーナーは、子供たちで大混雑。夢中で遊ぶ子供たちの姿はいつの時代も変わらないのだ。

今回の企画はゴールデンウィーク期間の5/8(日)までの開催。公園のシンボルである藤棚もまもなく見頃とあって、終盤にかけては激混み必至! 余裕を持ってお出掛けください!

ちなみに、蓮花寺池公園から車で3、4分のところにある老舗のお肉屋さん『大正亭』(藤枝市本町2-5-11)の和牛メンチ(162円)は絶品!



口の中でほぐれる柔ウマ和牛と大ぶりザクザク玉ねぎのハーモニーがたまらない。歴史ある名店の味も合わせてどうぞ。

【昭和のおもちゃとゲーム展】
会場:静岡県 藤枝市郷土博物館
(蓮花寺池公園駐車場をご利用ください)
開催期間:4/8(金)〜5/8(日)
開館時間:9:00〜17:00
入館料:大人200円、中学生以下無料
※藤まつり期間(4/23〜5/5)は入館無料

(バーグマン田形)