春は新商品や新メニューが続々登場する季節。筆者の大好物であるハンバーグの世界も例外ではない。特にこの春は外食大手4社から、それぞれ趣向を凝らした新作が登場している。そこで、早速これらのハンバーグを食べ比べてみた。
勝手に「春の"ハン"祭り」、ここに開催である!

老舗の洋食屋を思わせる上質なハンバーグbyココス


トップバッターのココスは、名前も優雅な自信作が登場。
その名も『プレミアム ハンバーグステーキ 〜本格デミグラスソース 彩り野菜とともに〜』だ。



牛肉8対豚肉2の合挽きで、肉の種類や部位によって細挽き・粗挽きを使い分けているのがポイントだそうだ。



では、いただきバーグ♪
外はカリッと、中は柔らかふんわりで、洋食ハンバーグの王道ど真ん中といった感じ。噛み締めるとジュワッと広がる肉の旨味に、つい次のひと口を急いでしまう。
漆黒のデミグラスソースはフルーティな甘味が強めで、後味は少しビター。ひと言では表せない奥行きのある味わいで、ハンバーグとの一体感がハンパない。
ハンバーグの肉汁がからんだデミ、残してはもったいないからスプーンで飲み干すべし!

元祖・和風ハンバーグの究極発展系byデニーズ


続いてはデニーズ。こちらは合挽きハンバーグを進化させ、人気の「大麦牛100%ハンバーグ」シリーズと合わせて全9品で「ハンバーグフェア」を開催中だ。


進化の大きなポイントは、肉を粗挽きにしたことによる"肉粒感(肉の食感)"。また、赤身肉の比率をアップすることで、肉本来の美味しさを最大限に引き出すことにこだわったそうだ。
9品の中でもお店イチオシの『香味野菜となすの生姜醤油ハンバーグ』を味わうことにしよう。


では、いただきバーグ♪
ふっくら仕上がったハンバーグは、お箸では簡単に割れないぐらいの弾力。なのに、口の中でフワッとほどける絶妙加減がたまらない。
生姜醤油ソースは、大根おろしに梅シソのほのかな酸味やミョウガの清涼感も加わって、まろやかな甘酸っぱさに仕上がっている感じ。ハンバーグとの相性も文句なしだ。
今やお馴染みの和風ハンバーグって、実はデニーズが元祖。今作は"和風ハンバーグの究極発展系"といったところだろうか。
揚げナスとハンバーグを一緒に食べると、ナスのジューシーさが肉と絡み合うのも最高だ!

異文化交流のハンバーグbyロイヤルホスト


ロイヤルホストでは「長崎・天草 食散歩フェア」を開催中。
その中に登場するハンバーグは、名産の連子鯛を"長崎天ぷら"にしてトッピングしたもの。同じく名産の「早生たまねぎ」と高菜が入った南蛮タルタルソースが添えられている。




では、いただきバーグ♪
豪州産ビーフがみっちり詰まったハンバーグは、さすがのロイホ・クオリティ!
噛み応えがあってコショウが効いたハンバーグに対して、フワフワ食感で淡泊な旨味の鯛。"異文化交流"が新たな美味しさを生み出した印象だ。
異文化の橋渡し役となるタルタルもご馳走感ある出来栄え。デミと混ぜて楽しむのもアリだ!

初体験のハンバーグ天丼by天丼てんや


ラストは天丼てんや。まさかのハンバーグの天丼が登場しちゃったのである。



ミニハンバーグの天ぷら2枚、半熟玉子、れんこん、いんげんの天ぷらで構成。天丼のたれにオリジナルのBBQソースを追いがけトッピングしているそうだ。



ハンバーグは思ったよりも大きめ。1枚70〜80グラムくらいはあるかも?


では、いただきバーグ♪
ハンバーグはやわらか食感でいわゆる惣菜タイプ。でも、天ぷらの衣、スパイシーなBBQ ソース、甘い天丼のたれの三重奏で、2段階ぐらい美味しさのステージを上げている感じだ。
キワモノかと思いきや(失礼)、かなりの完成度にビックリである。
卓上の七味で「味変」して楽しむのもオススメだ!
ミニハンバーグ天のトッピング(200円)もあるから、及び腰なアナタはまずはこちらからチャレンジしてほしい。

どれもこの春の限定メニューだから、迷っているヒマはなし!アナタも今すぐ「春の"ハン"祭り」開催するしかないでしょ!?
迷わず食べよ!食べればわかるさ!1、2、ハン、バーーーーーグ!!!

(バーグマン田形)