遊びを通じ、賢くなることは珍しくないです。虫捕りを好きな子が生物学に強い人になったり、『三国志』を愛読してる子が日本の歴史に強くなったり、『セサミ・ストリート』を好んで観ていると英語への苦手意識がなくなったり……。
今さらですが、"遊び"は"学習"に成り得るのですね!

小中学校の歴史教科書に登場しない「真田幸村」「伊達政宗」をあえてモチーフに


ショウワノートが発売している「子供向け甲冑工作キット『着れちゃう!ダンボール』」も、"遊び"と"学習"を一挙両得できるであろう商品です。



見ての通り、子どもたちが身にまとっているのは甲冑。しかも、素材はダンボールなんです。
「これまでのイメージにとらわれず、文具の持つ定義を広く見直し、新しい文具を作ろうという動きから企画はスタートしました。その上で、子ども向けの文具は"学びを助けるツール"だという観点に立ち返り、『体験できる文具』というコンセプトで出来上がったのが本商品です」(担当者)
甲冑を扱えば日本の歴史に興味をもつだろうし、組み立てることで工作の技術も育まれる。これで遊べば、コミュニケーション力育成の手助けにもなる。なるほど、"学びを助けるツール"です。
「もともとは西洋の鎧で企画はスタートしたのですが『せっかくならば日本の歴史を学べるようなものにしたい!』と、日本の戦国武将の甲冑をモチーフにしたデザインへ変更いたしました」(担当者)

ちなみに今回は「真田幸村編」「伊達政宗編」と、2モデルの甲冑が展開されています。



「実は小学校の歴史教科書って徳川家康や織田信長は取り上げられるものの、真田幸村と伊達政宗が出てこないんです。教科書からは外れているけれども為になるエピソードは数多い武将ですので、子どもたちへ紹介する意味でもこの2武将の甲冑をモチーフにいたしました」(担当者)
えっ、真田幸村と伊達政宗って授業で習わないの? 武将人気で1〜2位を争うと言っても過言ではないのに!
「小さい頃にこのキットで遊び、成長してから『昔、この武将の甲冑を着たよね』と思い出せるようならば、"学びの助け"になっていると思うんです」(担当者)




"大人が与えたいもの"と"子どもがほしいもの"にはギャップがある


この甲冑の重量は、615グラム。組み立てにのり・ハサミは不要だし、模様も含め着色済みなので部屋を汚すこともなく、また、手が傷つきにくい仕様にもなっているそうです。
「こどもの日など日本のイベント等で着てもらい、存分に遊んでいただきたいです。またスマホで着た様子を撮影し、おじいちゃんおばあちゃんに送れば世代を越えたコミュニケーションにもなると思います」(担当者)



学校の勉強とはひと味違った"世代を超えたコミュニケーション力"育成にも繋がると思います。

そんな「子供向け甲冑工作キット『着れちゃう!ダンボール』」の希望小売価格は各2,480円(税別)。身長100〜120cmに対応した甲冑なので、ターゲットは小学低学年程度です。
「親御様は勉強に役立つ商品を買い与えたい、けれども商品自体がつまらないとお子様はその商品を使ってくれません。要するに"大人が与えたいもの"と"子どもがほしいもの"にギャップがあるので、両者の欲求を満たせるツールを目指しました」(担当者)

たしかに、幼き男の子が多分に持っている"ヒーローへの変身願望"を満たすアイテムかもしれません。私も、伊達政宗になってみたかったですもん。
「大人用にアレンジした第2弾も近日発売予定です!」(担当者)
(寺西ジャジューカ)