今までに、当サイトでも何度か紹介してきた「ユーグレナ」。ビタミン類や必須アミノなど59種類の栄養素が備わった藻類の一種で、和名は「ミドリムシ」と言います。名前からして"ムシ"に思われがちだけど、実はムシではない……ということは、もはやお馴染みでしょう。

このユーグレナ、今では様々な食品に活用されています。コネタで紹介してきたのは、ソフトクリーム、ラーメン、ハンバーガー、チーズケーキ、カンパンなど。こういった"ユーグレナ食品"は飲食店はもとより、今では企業の社食でも提供されているようです。
それどころか、株式会社ユーグレナのホームページには「将来的には学校給食として、誰もが小さい頃から食べているなじみ深い食材になるかもしれません」とも書かれている。なるほど、ユーグレナ入りの給食ですか!

石垣市の小学生が目黒区にやって来た


実は先日、東京都目黒区と沖縄県石垣市在住の小中学生を対象とした「未来チルドレンプロジェクト」なる企画が開催されています。これは双方の住んでいる地域を訪れ、それぞれの街の文化に触れながら交流するイベントだそう。

その中で特に興味深かったのは、「石垣産ユーグレナ入り給食メニューの調理体験」なるイベントでしょうか。


「私たちには、栄養バランスの大切さについて考える場を作っていきたいという希望がございます。目黒区自由が丘では飲食店が街ぐるみでユーグレナメニューを提供する企画が過去に行われており、また石垣島には弊社の研究所があります。この2つの街を食育で繋げていけたらと考えました」(株式会社ユーグレナ・担当者)

前回は目黒区の児童が石垣へと訪れ、調理体験イベントが行われたのだそう。両地域の子どもたちが一緒になってメニューを考え、ユーグレナ入り「サーターアンダギー」「芋餅」「コロッケ」の3つを作ったそうです。
そして今回は、自由が丘の精肉店「稲毛屋」考案によるユーグレナ入り「自由が丘のからあげ」と「ユーグレナホットケーキ」をみんなで作ります! 場所を提供してくれたのは、自由が丘にある緑ヶ丘小学校。
「皆さんが来てくださるのをとても楽しみにしていました。おいしいものをたくさん作って、いい思い出をここで作って帰ってほしいなと思います。友情をしっかり固めて、未来に続くように願っております」(緑ヶ丘小学校・校長によるスピーチ)

ユーグレナ入りのからあげとホットケーキを作り、食べる


では、その工程を写真とともにご紹介していきます。

ユーグレナ×自由が丘のからあげ
(1) リンゴ、玉ねぎ、しょうが、にんにくをすりおろす。



(2) (1)にとりがらスープ、しょうゆ、酒、塩、こしょう、小麦粉、片栗粉を入れてよく混ぜる。



(3) とりモモ肉を、繊維に沿ってタテ半分に切り、繊維を切るように1口大に切る。


(4) 切ったとり肉に(2)を揉み込み、30分寝かせる。



※寝かせている間に、ユーグレナホットケーキを作る。
(5) フライパンにサラダ油を入れ、火にかける。
(6) あげる直前に『ユーグレナ・ファームの緑汁』(石垣産ユーグレナ)を入れ、混ぜ込む。




(7) 180℃の温度で5分を目安にあげる。






ユーグレナホットケーキ
(1) ボールにたまごと牛乳を入れ、よく混ぜる


(2) 次に、ホットケーキミックスと『ユーグレナ・ファームの緑汁』(石垣産ユーグレナ)を入れて、軽く混ぜ合わせる。



(3) フライパンを中火で熱し、濡れ布巾の上で冷ます。
(4) 弱火にして、高めの位置から流し込む。



(5) 弱火で約3分焼きでプツプツと小さな泡が出たら裏返す。



(6) 弱火で2分焼き、火が通れば出来上がり!




というわけで、こちらが「自由が丘のからあげ」と「ユーグレナホットケーキ」の完成品です。もちろん、どちらもユーグレナ入り!




ちなみに今回、子どもたちは3班に分かれました。なぜかというと、班ごとにユーグレナを入れる量を調節しているから。『ユーグレナ・ファームの緑汁』を1本入れる班、2本入れる班、3本入れる班に分かれ、3種のからあげ&ホットケーキが完成しています。


食べ比べてみると、1本入りと2本入りの味に大差はなし。3本入りになると、ようやくかすかにユーグレナっぽさが増すという感じ。からあげの場合は、ジュワッと滲み出る肉汁にユーグレナの抹茶っぽさが融合。ホットケーキを口にすると、甘みと香ばしさが両立していました。
「『ユーグレナ・ファームの緑汁』は初めからおいしくなるようにパッケージされているので、敢えてユーグレナっぽさをごまかそうと意識したレシピ作りはしていません」(稲毛屋のスタッフさん)

もちろん、子どもたちも自分で作った料理を実食します。





そのおいしさは、子どもたちの笑顔を見れば一目瞭然!

そんな目黒区と石垣市在住の小中学生の交流企画ですが、3回目以降は公募により集まったメンバーで行われるとのこと。ユーグレナが、東京と沖縄を絆で繋ぎます。
(寺西ジャジューカ)