現実世界にホログラムを重ねてリアルとバーチャルを融合する「Microsoft HoloLens」の開発者キットがいよいよ登場
Microsoftの拡張現実ヘッドセット「Microsoft HoloLens」の開発者向けDevelopment Editionが正式に発表されました。すでに開発者向けの開発ツールや、Microsoft HoloLens用アプリなどが用意され、いよいよWindows 10のキラーコンテンツ「Microsoft HoloLens」向けアプリの開発体制が整うことになります。
Introducing first ever experiences for the Microsoft HoloLens Development Edition | Microsoft Devices Blog
Microsoft HoloLens Development Editionの全貌は、以下のムービーで丸わかりです。
Microsoft HoloLens: Welcome to the Team - YouTube
Microsoft HoloLens開発者のクードさん。現実世界と同じような双方向性をデジタルワールドで実現するのがMicrosoft HoloLensだとのこと。
そのMicrosoft HoloLensの開発者キット「Development Edition」がついに登場しました。
開発者キットの中身一式はこんな感じ。
「Microsoft HoloLens本体」。Windows 10で動くホログラフィックコンピューターです。
「充電用アダプター」
「持ち運び用ケース」
選択、スクロールなどを操作できる「クリッカー」というリモコン。
Microsoft HoloLensを使えば現実世界にデジタル世界が融合します。
アプリは空中から入手可能。
チュートリアルもホログラムとして閲覧できます。
空中でジェスチャー操作すると……
アプリが起動しました。
Microsoft HoloLensを通してみる世界では、そこら中に3Dグラフィックがホログラムとして現れます。
Microsoft HoloLensアプリには、ゲーム、クリエイティビティツール、仕事効率ツール、コミュニケーションツールなどが用意されているとのこと。もちろん開発者は、創造性あふれるアイデアをMicrosoft HoloLensアプリとして具現化できます。
「T-Rex Roar」というアプリを使えば……
恐竜が目の前に現れました。
開発者のアレックス・キップマンさんによると、Microsoft HoloLens用のOSを作り上げるのにとてつもない量の作業をこなしたとのこと。しかし、まだまだベストの状態にはなっていないそうです。Microsoft HoloLensを開発者に使ってもらい、さまざまなアプリが生み出されることで、Microsoft HoloLensによる「信じられない体験」が生まれるというわけです。
Microsoft HoloLensの開発者向けのツールはすべて無料で、ユニバーサルWindowsアプリとして提供されます。
Microsoft HoloLensはまずは開発者向けの「Development Edition」が2016年3月30日に価格3000ドル(約33万7000円)で発売されます。
Introducing the Microsoft HoloLens Development Edition
https://www.microsoft.com/microsoft-hololens/en-us/development-edition
Development Editionを入手するための当面の条件は、アメリカまたはカナダの開発者であること、Windows Insider Programに参加していることの2点で、開発版ハードウェアとアプリは英語版のみ。上記サイトから申し込み、招待状が届いた開発者から順にキットが発送されることになっています。
・つづき
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