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NECは10月28日、VMwareの仮想化環境を可視化する管理ソフトウェア「VMware vSphere with Operations Management(以下、vSOM)」を用いたシステム環境において、サーバ管理に加えて仮想ネットワーク管理も行う「仮想リソース可視化ソリューション」を「NEC SDN Solutions」メニューに追加して提供開始すると発表した。

vSOMに、NECが開発したネットワークリソースを管理するプラグインソフトウェア「UNIVERGE PF6800 Network Analyzer」と、ストレージリソースを管理する「WebSAM Storage Analyzer」を組み合わせることで、サーバ/ネットワーク/ストレージの各リソースを、vSOMの管理画面から一括監視することが可能になる。

同ソリューションはプラグインソフトウェア「UNIVERGE PF6800 Network Analyzer for VMware vCenter Operations」に加え、ネットワークの仮想化を実現するNECのSDNコントローラ2台と、SDNスイッチ2台を合わせて提供する。

これにより、従来のリソース単位での管理では困難だった、サーバとネットワーク、ストレージリソースを関連付けた稼働状態の常時監視を実現し、ネットワークの過負荷やストレージの性能低下といったリソース不足の予兆をサーバと関連付けて検知して、仮想化環境上の業務システムの性能が低下する前に、必要なリソースを割り当てることが可能となる。

また、各業務システムを支えるリソースを関連付けして管理することができ、障害発生時は、簡単な操作で、問題の発生している仮想サーバに関連したネットワークリソースの異常発生などを確認することが可能。

最小構成価格(税別)は「仮想リソース可視化ソリューション」が1500万円から、「WebSAM Storage Analyzer(ストレージ)」が141万円からとなっている。