来季もオリックスに残留が決まったディクソン [BASEBALLKING]

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 10日からクライマックス・シリーズがスタート。3位以内に入れなかったチームの外国人は、続々と帰国し始めている。そこで気になるのが、今季限りで契約が切れる助っ人たちの動向。

 今季2年契約の2年目だったディクソン(オリックス)は、新たに2年契約を結んだとシーズン中に球団から発表された。今季は故障などもあり規定投球回に到達することができなかったが一時、防御率1位になるなど下位に低迷するチームの中で奮闘。来季も先発の一角として期待される。

 また、パ・リーグ新記録となるシーズン41セーブをマークしたサファテ(ソフトバンク)は、複数年契約の更新で大筋合意に達しているとの報道がある。昨季からソフトバンクに加入し、守護神としてリーグ2連覇に大きく貢献。チームに欠かせない存在感を発揮しており、残留となれば工藤公康監督も大喜びだろう。

 一方で来季の戦力構想外になった助っ人もいる。マートン(阪神)がその一人。来日1年目の10年にシーズン214安打を記録し、昨季は首位打者のタイトルを獲得。しかし、今季は開幕から打撃不振。8月下旬に打率3割近くまで上昇させたが、9月以降はサッパリ。結局、打率.276でシーズンを終え、球団は構想外として位置付けている。

 ルナ(中日)も退団が濃厚だ。13年に中日入団後、規定打席に届かなかったが打率.350を記録。昨季は打率.317、17本塁打73打点をマークし、三塁のベストナインに選出。今季は昨季に比べて打率は落ちたが、それでもリーグ4位の.292。高いアベレージを残しているが、若返りを図るチームの中で35歳という年齢がネックになっているようだ。

 来季の契約を更新する可能性の高い選手もいるが、契約を更新せずチームを離れることになりそうな助っ人もいる。助っ人たちの動向から目が離せなさそうだ。

【今季限りで契約が切れる主な助っ人】

●パ・リーグ

スタンリッジ(ソフトバンク)※去就が流動的

サファテ(ソフトバンク)※残留濃厚?

ディクソン(オリックス)※新たに2年契約を結ぶ

メンドーサ(日本ハム)

レアード(日本ハム)※残留濃厚?

クルーズ(ロッテ)

メヒア(西武)※残留濃厚?

●セ・リーグ

マシソン(巨人)

マイコラス(巨人)

ポレダ(巨人)

呉昇桓(阪神)※メジャー挑戦?

メッセンジャー(阪神)

ゴメス(阪神)

マートン(阪神)※構想外?

ジョンソン(広島)※残留濃厚?

エルドレッド(広島)

ルナ(中日)※構想外?

ルナンデス(中日)※残留濃厚?

バルディリス(DeNA)

バーネット(ヤクルト)