レアル最多得点記録更新のC・ロナウド「ラウールが祝福してくれた」

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 レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、9月30日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のマルメ戦で2得点を挙げ、同クラブの歴代最多得点記録でトップに立った。試合後、C・ロナウドのコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 マルメ戦に先発出場したC・ロナウドは29分にGKとの1対1を制してゴールを奪うと、終了間際の90分にはクロスボールに反応し2点目をマーク。この結果、レアル・マドリードでの通算得点数を324ゴールに伸ばし、NASL(北米サッカーリーグ、アメリカ2部相当)のニューヨーク・コスモスに所属する元スペイン代表FWラウール・ゴンサレスが持つ323得点を上回った。

 記録達成に迫りながらも、リーガ・エスパニョーラで3試合ノーゴールが続いていたC・ロナウドは、「達成したかった」と素直に記録更新を狙っていたことを明かしたうえで、「最も大事なのはチームが勝ったことであり、僕らはグループ首位に立っている。簡単なことではないよ」とチームの勝利が大事だと主張。

 そして、「初めてレアル・マドリードのユニホームを着た時から、いつか最多得点選手になることを描いていた。今は唯一で特別な瞬間だけど、もっとゴールを決め続けたい。記録は僕にとって大きな意味がある。このクラブに来た時、このユニホームのために全力を出したいと言った。僕は良いプレーをしながら目標を達成し、何かを勝ち取るためにクラブの力になっている。もっと多くの記録を作りたい」と記録達成を喜び、さらにゴールを重ねていきたいと述べている。

 また、これまで最多得点記録を保持していたラウールについて、「彼は僕が大きな尊敬の念を抱いている人物」と話したC・ロナウドは、「試合のあと彼は僕に祝福のメッセージを送ってくれた。とてもうれしいし、ラウールもそうだと確信している。僕が彼の記録を破るのに良い時期だったと心から言ってくれたからね」と、同選手からメッセージを受け取ったことを明かした。

 なお、クラブはC・ロナウドのゴール数を「324」と記録しているがUEFA(欧州サッカー連盟)は「323」だとしている。これは、2010−11シーズンのレアル・ソシエダ戦でC・ロナウドが蹴ったFKがポルトガル代表DFペペに当たって決まった得点を、クラブはC・ロナウドのゴールとして数えており、UEFAはペペの得点として記録しているためである。