8年ぶりにレアル復帰果たしたカシージャ「ここでは毎試合が勝負」

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 この夏の移籍市場ではGKの動きが最注目のレアル・マドリードで、ここまで長きに渡り正守護神を務めてきながらポルトに移籍したスペイン代表GKイケル・カシージャスと入れ替わる形でエスパニョールから加入した同代表GKキコ・カシージャが、新天地での抱負を語った。

 かつては2000年にレアル・マドリードに入団したものの、Bチーム時代の2007年にエスパニョールへ移籍した経緯があるカシージャ。8年振りの古巣復帰を喜ぶと共に、初のトップチームでの戦いに期待を寄せた。

「自分は14歳でレアル・マドリードに入団したが、クラブを去ってからまた戻って来られるとは想像していなかっただけに、とても嬉しい気分だ。人生は時として思わぬプレゼントをくれることがあるけれども、これは逃す訳にはいかない、自分が必要としていたチャンスだ。僕は人間形成において重要な少年時代をここで過ごし、クラブのことも街のことも十分に知っているので、その事が新しい環境への適応を助けてくれることだろう」

 一方、「選手にとって必要な全てが揃っているこのクラブでは言い訳など通用しない」と気を引き締めたカシージャは、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスと争うと見られているレギュラーの座獲得に向けて強い意気込みを示した。

「僕の目標は、チームの一員となって団結力を高めること、ピッチで最大限の働きをして監督を助けること、可能な限り多くの試合に出ることだ。自分には経験がある。とりわけこの4年間はトップリーグでコンスタントにプレーし、100試合以上に出場してきたからね。ここでは毎試合が勝負だ。しかし、僕はもう昔のような若造じゃない。GKにとって重要であるチームに落ち着きを与えることを意識しながら、空中戦の強さを生かして守備陣を助けたい」