UA重松名誉会長が参画するインターナショナルスクール披露 シャネル元デザイナーもユニフォームに協力

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 ユナイテッドアローズの創始者で名誉会長の重松理氏が参画するインターナショナルスクール「シャトースクール"ジュエルボックス"(CHATEAU SCHOOL "JEWEL BOX")」の一号校が6月1日、六本木エリアに開設された。「子どもたちひとりひとりが持つ秘めた才能を、宝石のように輝かせるユニークな学校であること」を理念に東京から世界に発信することを目指した新コンセプトのスクールで、ユニフォームは、シャネルなどを経て同校を立ち上げたリナ・ボウリースCEO自らがデザイン。同日行われたプレビューには重松氏も出席し、「グローバルに通用する子を育てるための場になれば」と期待を込めた。 UA重松氏が参画するインターナショナルスクール披露の画像を拡大

 ラベンダーがイメージカラーの「シャトースクール"ジュエルボックス"」は大使館が点在する港区西麻布3丁目の六本木ヒルズ近隣に位置し、3層で構成する建物は建築家の久保田章敬氏が設計。子どもたちは「Diplomat(=外交官)」と呼ばれ、オリジナルのパスポートを持って通学し、一年で数十カ国の文化を五感を使って学んでいく。ランチはイタリアンのシェフが作る100%オーガニックのメニュー3種から選択できるようになっており、数パターンのユニフォーム・ウェアに加えて、一部は過去にシャネルに従事したデザイナーが手がける小物も複数揃えることで、自由な組み合わせを楽しめるようにする。プリスクール、アフタースクール、ウィークエンドスクールといったプログラムが用意されており、毎週金曜日は遠足で、保護者同士の交流も兼ねたパーティーを毎月実施。現在はサマースクール中で、本格的なプログラム開始は9月から。 創始者でCHATEAU STAR PTE. LTD.代表取締役社長のリナ・ボウリースCEOは「女性が世界を舞台に働きながらでも自身の子どもと多くの時間を共にし、教育を受けさせることのできる世界的な学校を目指している。文化の色が濃い日本から他国に広げていくことで、日本のクリエイティブも発信していけたら」といい、二号校はニューヨークに開設が計画されている。重松氏は株主として個人で資金提供しており、参画した理由を「自身の意思で子をもうけなかったが、将来に対する責任を果たさなければと以前から思っていた。これまでのビジネス経験を通じて、海外と対等にやり取りするには世界に通用する知識の育成が必要だと感じていたので、アプローチの異なる教育システムをとるシャトースクールに賛同した」と説明。また「日本に住む将来の子どものために、英語圏と同じような環境を経験できる場を提供したい」と思いを述べた。■CHATEAU SCHOOL "JEWEL BOX":公式サイト