2日目のベストスコアとなる“65”をマークして、予選落ちゾーンから24位タイに浮上した谷口徹(撮影:上山敬太)

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 2オーバー・105位タイからのスーパーカムバックだ。国内男子メジャー「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」2日目。谷口徹が1イーグル・7バーディ・3ボギーでこの日ベストスコアとなる“65”をマークして、トータル4アンダーの24位タイに浮上を果たした。

 ビッグスコアに谷口節も全開だ。「ジョーダン・スピースも顔負けですよ」と満面の笑みで引き揚げてきた。この日の爆発は1番パー5からスタート。約250ヤードのセカンドを6メートルにつけると、これを沈めていきなりガッツポーズを作った。3番はボギーとしたものの「今週はパターが入るイメージなかったけど、途中からラインが光ってましたね(笑)」。5番からは圧巻の5連続バーディ。大きく曲がるラインを読み切って何度も拳を握った。
 47歳のベテランは「体だけはローリー(マキロイ)に近づけるのが今年の一番の目標」とトレーニング量を増やしてシーズンイン。「まだスピードは十分の一くらい」と世界ランキングナンバー1に苦笑いを浮かべたが、ゴルフの練習よりもトレーニング中心にしたことで体にキレを取り戻した。
 「(松村)道央なんかは洗面所でよう“ミチロイ”って声かけると、“どうも、タニロイさん”とか言ってきて、完全にバカにしてるでしょ」と語ったものの、こうした不断の努力がいつまでもベテランから輝きを失わせない要因だ。首位とは6打差。力強さを増した2010年、12年チャンピオンが上位陣を震え上がらせる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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