国土交通省の運輸審議会は15日、東武鉄道<9001>、小田急電鉄<9007>、東京急行電鉄<9005>の大手私鉄3社が申請していた通勤・通学定期値上げなどの運賃改定を了承した。
 
 今回の改定は、路線の複々線化への設備投資などに伴うもの。通勤定期の場合、東武2.5%、小田急1.6%、東急1.2%の値上げとなる。初乗り運賃は、東武は140円のまま据え置き、小田急が現行の130円から120円に値下げ、東急が110円から120円に値上げする。

 今後、国交相の認可などを経て、東武と東急は3月20日から、小田急は4月1日(初乗り運賃の改定のみ3月20日)からそれぞれ実施する見通し。実現すれば、同3社の運賃改定は約7年ぶりとなる。【了】