優勝候補の一角に挙げられるイタリアで先日ドイツW杯公式ガイド“イタリア版”が発売された。公式ガイドによると母国イタリア代表への予想は「グループリーグを突破出来れば、決勝進出は遠くない」となっているが、日本代表への評価は・・・以下の通りとなった。

■代表紹介
「2006年ドイツでのお祭りは日本代表にとって厳しいものになるだろう。日本サッカー界は90年代に飛躍的に進歩、初出場(98フランス大会)を果たすまでになった。今回は前回と違いホーム利点が期待出来ない」
■監督紹介
「スパイクを履いたらブラジルでも有数のチャンピオンだが、監督としての能力をこの大会で証明しなければならない。トルシエから引き継いで4年目、評価はまだ下されていないまま。戦術面に強い疑問が残る」
■切り札
「大黒将志・・・久保のいない日本代表において小兵だが重要な武器となるだろう。とても俊敏でチャンスに恵まれる才能を備えている」
■結果予想
「ジーコの最終傑作は悲しい旋律を奏でるだろう。グループリーグ敗退」

公式ガイド“イタリア版”でのF組決勝トーナメント進出予想はブラジル「余りある才能がピッチに降り立つ」、オーストラリア「ヒディンクの魔術がオーストラリアを決勝トーナメントに導く」の2カ国。クロアチアは「02年同様、悲しい敗退」と日本同様グループリーグ敗退と予想されている。

優勝候補筆頭のブラジル、欧州クラブ経験者揃いのオーストラリア、フランス大会3位のクロアチアを相手に決勝トーナメント進出を果たす事は容易ではないだろう。ただ、日韓大会では優勝候補のフランス、アルゼンチンがまさかのグループリーグ敗退を味わうなど予想はあくまで予想に過ぎない。アジア覇者として、日本代表の実力をぜひドイツで証明して欲しい。