21日、ジャスダックで上場会見を行うネプロジャパンの金井孟社長。(撮影:東雲吾衣)

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携帯電話の販売事業などを行うネプロジャパン<9421>が21日、ジャスダックに上場した。公募価格は40万円で、初値は120万円。終値は128万円だった。

 同社は1991年、京都市中京区で設立。収益の96%をしめる携帯電話の販売事業のほか、携帯電話向け情報配信サイトの運営などを手がける。また、最近ではNTTに製品を納入するなど、IP電話機の販売にも力を入れている。

 東京都中央区の東京証券会館で会見した金井孟社長は「IP電話事業を、3年後には携帯電話販売事業と肩を並べる規模にしたい」と抱負を述べた。上場で得た資金は新規出店などにあてるという。

 2006年3月期の連結決算の売上高は前の期比0.5%増の176億1600万円、経常利益は同19.8%増の6億3700万円、純利益は同29.2%増の3億1200万円だった。07年3月期の売上高は前期比6.3%増の187億3000万円、経常利益は同18.0%増の7億5100万円、純利益は同13.4%増の3億5300万円を見込んでいる。【了】