トルコ協会関係者(左)とともに聴取に臨んだアルパイ(写真:EFE提供)

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 昨年11月に開催されたワールドカップ(W杯)の欧州プレーオフ、トルコ−スイス戦後に起こった乱闘騒ぎに対し、FIFAは7日、トルコへの制裁を発表する。FIFAのブラッター会長は、「あらゆる制裁を下す可能性がある」と発言。内容はまだ判然としないが、トルコにとって厳しい内容の制裁が下される可能性がありそうだ。

 また制裁の発表に先立つ6日、トルコ代表のDFアルパイ、MFエムレ、セルカン、さらにトルコ協会の幹部がスイスのチューリッヒに呼ばれ、最後の事情聴取を受けた。

 聴取を終えたアルパイは「もちろん、私は制裁を受けるだろう。制裁の内容はまったく分からない。いずれにしても、どんな制裁が下されようと、私はその責任を果たす義務がある」と、神妙に語った。

 一方、トルコ協会の関係者はアルパイへの制裁は免れることのできないとしたうえで、その他の選手は無実であることを主張。また、協会に対する制裁が数試合の無観客試合もしくは他国での試合開催といったレベルであるとし、国際大会などからの締め出しなど、重い制裁は課せられないだろうという見解を明らかにした。