ホンダの福井威夫社長(資料写真:吉川忠行)

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自動車用部品メーカーの菊池プレス工業<5970>は5日、ホンダ<7267>による出資比率が5月下旬時点で8.3%から20.7%(議決権ベース)に上昇し、ホンダが親会社になったと発表した。菊池プレス工業は、ホンダが四輪事業に参入した直後の1964年から自動車用ボディ骨格部品などを取引している。菊池プレスは「ホンダとの資本関係強化は、今後の競争力の向上と経営基盤の充実に資する」と説明している。

 自動車業界では、今年に入り、開発段階から自動車メーカーと部品会社が情報交換や連携を密にする日本的な「ケイレツ(系列)」回帰への動きが活発化している。日産自動車<7201>は1月、自動車部品システムメーカーのカルソニックカンセイ<7248>の第3者割り当て増資を引き受け、出資比率を27.6%から41.7%に引き上げた。三菱自動車<7211>も先月27日、取引の多い部品会社158社と「協力会」を立ち上げ、系列組織を3年ぶりに復活した。【了】

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