本人が決めた写真や絵を選ぶと解錠する自動ドアのシステム(撮影:吉川忠行)

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最新のセキュリティー技術を体験できる「e-ライフ展 〜生活産業の新技術〜」が8日、東京都港区北青山のTEPIAプラザで始まった。7月22日まで。

 主催は財団法人・機械産業記念事業財団。同財団は機械・情報産業の技術を一般に紹介しており、今回のe-ライフ展では、セキュリティー技術や防災、福祉、環境技術をテーマに、ロボットやネットワーク家電などの最新技術を展示している。

 セキュリティー分野では警備用ロボットをはじめ、銀行の本人認証システムとして採用され始めた静脈認証、マンションなどで本人が決めた写真や絵を選ぶと解錠する自動ドアのシステムなどが体験できる。同システムは非常時に、あらかじめ決めておいた写真や絵を選ぶと、自動的に警備会社などに通報できる仕組みにもなっているという。

 またロボットは警備用のほかにも、福祉用の食事支援ロボットや、清掃ロボット、アザラシ形の“癒し”ロボットを紹介。ネットワーク家電では、離れたオフィス内のエアコンなどを携帯電話を使って実際に遠隔操作する様子も見られる。

 同展では事前に予約すれば、係員が技術を説明するサービスも行っており、同展の企画担当者は「なかなか触れることのない最新技術を見るだけではなく、実際に体験して欲しい」と話していた。

 入場無料で、開館時間は、月曜日〜金曜日が午前10時〜午後6時、土曜日・祝日が午前10時〜午後5時。日曜日休館。【了】