1935年から45年の敗戦までの10年間。日本の総理大臣は、岡田啓介(海軍)、広田弘毅(外交官)、林銑十郎(陸軍)、近衛文麿(華族)、平沼騏一郎(枢密院)、阿部信行(陸軍)、米内光政(海軍)、東条英機(陸軍)、小磯国昭(陸軍)、鈴木貫太郎(海軍)と10人を数えた。長くて東条の約2年9か月、短くは林の約4か月ほどだ。ときどきの大臣の名前を見ても、ほとんど聞いたこともない人物たちである。「戦争追従内閣」だ。とく