キクチ氏
資産運用を考えるとき、多くの人が目標とするのが「1億円」だ。本当に1億円も必要なのかどうかはさておき、それだけあれば、老後の不安もほとんどなくなると言っていいだろう。だが、年収500万円程度の平凡なサラリーマンが、現実的に資産1億円を達成するのは、なかなか厳しいものがある。我々は認識を改めるべきなのだ。目指すべきは30年先の1億円ではなく、1〜2年先の1000万円である、と。この気づきこそが、1億円への最初の一歩となるだろう。

◆大化けポテンシャルを秘めた[上場ゴール株]を狙え!!

 底値で買って天井で売るのが株投資のセオリーだが、言うほど簡単には行かないもの。

 だが、「買ったら噴くのを待つだけで、放ったらかしでもOK。さらに10倍〜20倍化も夢じゃない」という、ウソのような銘柄があるという。

「それが『上場ゴール株』なんです。上場直後に高値をつけて、その後は長期低迷を続けており、IPO時が会社のゴールだったような銘柄を、揶揄を込めて『上場ゴール』と呼ぶんですね。こうした銘柄は突然、過去の栄光を思い出したかのように急騰することがあるんですよ」

 そう話すのは、個人投資家のキクチ氏。大学在学中に70万円で日本株をスタート、11年で1億8000万円まで増やした投資強者だ。

 そんなキクチ氏の経験上、「短期間で大きく増やす手段として、もっとも期待できる」のが、上場ゴール株なのだという。

 上場ゴール株の典型的な例は、パズドラでお馴染みのガンホー。上場直後の’05 年、2300万円の高値をつけたが、1対5の株式分割後に10万円台まで下落、長く低迷したが一昨年からのパズドラ大ヒットで上場来高値を楽々更新。過去の栄光を塗り替えた。ガンホーのチャートの左半分、これこそ、我々が捜し求めるべき「上場ゴール株」のカタチだ。

「上場ゴール株の中でも、大株主が大手企業だったりオーナー一族の持ち分が多かったりで、浮動株比率が20%を切っている銘柄は、値動きが大きく一度火を噴くと青天井。積極的に狙っていきたいですね」

 業種的にはIT関連や、今ならスマホ関連の製造業が面白いという。

「話題に上りやすい銘柄は、購買を煽るようなニュースやレポートも多く出ますからね」

 キクチ氏が現在、とくに期待を寄せているのは、新興銘柄のディジタルメディアプロフェッショナル(マザーズ/3652)。

「任天堂を主要取引先として3D系の画像処理技術を提供していた会社で、家庭用ゲーム機の凋落が業績不振に繋がっていたのですが、脱任天堂へのシフトをはかっているのは好材料です。現在開発中の次世代LSIが、来年度あたりに業績に反映されそうなのも楽しみですね」

 1000万円を達成するには、銘柄数は絞り込むのがポイントだとキクチ氏は続ける。

「元手100万円なら、上場ゴール株を2つ見繕って50万円ずつ購入。片方が半値になっても、片方が20倍になれば1000万円になりますよ」

 底値で買うから下値リスクは微微たるもの。

「売りどきは、上場ゴール時の高値がひとつの目安。噴いてから半月くらい値動きが止まってしまったら、売ってしまって次の銘柄に乗り換えてもいいですね」

 このシンプルさ! 日々多忙なサラリーマンや、株初心者でもきっとマネできるだろう。

◆当てはまる項目が多いほどアツい!

・チャートの形が「上場ゴール」
・PBRが1倍以下
・大株主が大手企業
・オーナーや親会社の保有比率が高い
・株式公開してから10年以内
・時価総額が50億円以下

◆注目の上場ゴール銘柄はコレ!

・共同ピーアール(JQS:2436)
株価:644円 売買単位:100株
時価総額:811百万円 PBR:0.74倍

企業PRの支援、コンサルティングが主力。前社長の不祥事で人気を落としたが、再構築の段階に。オリンピック開催による受託増加に期待。