李登輝元総統、日本の次世代がん治療技術に大きな期待/台湾

写真拡大

(東京 20日 中央社)5年ぶりに日本を訪れている李登輝元総統(=写真左)は20日、大阪で行われた最新のがん治療法「ホウ素中性子捕捉療法」(BNCT)に関する会議に出席し、専門家らの講演や解説に耳を傾けた。

李氏は自身も過去に大腸がんと皮膚がんを患っており、がんが台湾の人々の主要な死因であるにもかかわらず、経済的な理由で治療を受けられない人が多くいることに触れ、高額な費用を必要とせず効果の高いBNCTに注目していると述べた。

また、同治療法に関して世界一の技術を持つ日本に、台湾に対して技術提供を行ってほしいとの考えを示した。

今回の訪日は日本李登輝友の会の招きに応じたもので、李氏は20日に大阪、21日には東京で講演を行う。

(楊明珠/編集:杉野浩司)