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こんにちは。猫漫画家のうだまです。この連載では、初心者向けの「猫の飼い方」をご紹介します。今回のテーマは、「猫を飼うのにかかる一カ月の費用」です。我が家では2人の猫と暮らしています。多頭飼いの例をはさみながらではありますが、基本的には「1匹にかかる費用」をご紹介します。

○一カ月の費用「月3,000〜5,000円」

マイボイスコムが行った調査によると、犬・猫を飼うのにかかる費用が「月3,000〜5,000円」と答えたオーナーさんが一番多かったとのこと。

実際、我が家の場合を考えてもその位の金額でした。

■ご飯……月2,000円程度(1匹あたりの費用)兄猫(ちょいデブ)のご飯には、「サイエンス・ダイエット ライト 肥満傾向の成猫用 1.8kg」を愛用しています。お値段はおおよそ2,000円位。だいたい1カ月で食べきります。

下の子(普通体型)には「サイエンス・ダイエット アダルト 成猫用 1.8kg」を食べてもらってます。同じくお値段はおおよそ2,000円位。

1匹あたり、ご飯代は約2,000円。どんなご飯を選ぶかにもよりますが、一般社団法人ペットフード協会が行った「全国犬猫飼育実態調査」の統計を見てみても、猫1匹あたりのキャットフードの支出は月2,348円。(全体平均は、3,180円、複数頭飼っているという人の場合は月4,868円とのこと)。だいたい2,000円かかると覚えておくと良いみたいです。

■猫砂……月500円程度(1匹あたりの費用)

どのメーカーの猫砂を使うか、どんな種類の猫砂を使うかによって、猫砂の使用量は変わってきます。そのため、一カ月どのくらい費用がかかるか、平均を出しにくい分野です。

我が家では、トイレに流すことができる紙製の猫砂を使用しています。色々なメーカーのものを試してはみましたが、一袋のお値段はだいたい500〜800円。一カ月でなくなります。(我が家には猫が2匹いるので、一カ月で二袋消費します)。

いずれにせよ、猫砂はあっという間になくなるので、いざという時に「猫砂のストックがない!」ということがないよう、まとめ買いすると良いです。その方がお値段も安くなりますし(笑)。また、紙製の猫砂は軽いですが、鉱物系の猫砂など、重いものもあります。体力に自信がない方は、ネット注文するのも一つの手です。Amazonなどでもたくさん売られていますので、ぜひチェックしてみてください。

■その他……月1,000〜1,500円程度(1匹あたりの費用)

その他、おやつやおもちゃ、ウェットフードなどの支出が想定されます。我が家の場合は、だいたい1,500円くらいです。おもちゃはすぐに壊れてしまうし、週末はウェットフード(総合栄養食のもの)を食べてもらっているので、けっこう買います。

一般社団法人ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」の統計によると、1カ月間のおやつの支出全体平均は、1,318円。(猫を1頭だけ飼っているという人の場合は、月1,104円。複数頭飼っているという人の場合は月1,590円とのこと)。

○まとめ

猫1匹を飼うのに、一カ月で絶対にかかる費用をまとめると、下記の通りになります。

・ご飯……月2,000円程度・猫砂……月500円程度・その他……月1,000〜1,500円程度

最低でも月4,000円、念のため5,000〜6,000円あれば安心して猫ちゃんのお世話をすることができそうです。

○猫にかかる年間費用は17万円

じゃあ年間で6〜7万円あれば猫が飼えるのかというとそうではありません。これ以外にも、病院代などがかかってきます。アニコム損害保険の調査によれば、猫にかかる年間の平均費用は173,172円とのこと。手術などを行った場合はかなりの額がかかります。

病院によって値段が違うので、病院代の平均もこれまた出しにくい分野です。下痢や猫風邪の場合は3,000円程度でしたが、原因がわからず色々と検査などをしていただくと、17,000円くらいかかったことも。

また、年に一度うつワクチンはだいたい5,000円程度。我が家では、ワクチン接種の際に年に一度の健康診断をやってもらってます。これも病院によりけりですが、4,000円〜5,000円くらいです。

我が家では、月に2〜3万円を猫用貯金として貯めこんでいます(それだけだと足りないかもしれないので、ボーナスからも30〜40%の額を猫用貯金に回します)。万が一病気になった際、出来る限りの治療は受けさせてあげたいのです。元通り元気になってもらうためにも、一通りの備えをしておく必要があります。

最近では色々な種類のペット保険も増えています。猫用貯金では不安という方は、一度保険も検討してみると様々な選択肢から選べるので良いでしょう。

○おまけ

その他にも、愛猫へのプレゼント代なども用意しておくと猫様が喜んでくださいます。我が家では、(1)猫の誕生日、(2)クリスマス、(3)正月にプレゼントをあげるようにしています(笑)。それぞれバースデープレゼント、クリスマスプレゼント、そしてお年玉としてです。

今年のバースデーには、猫用のケーキを食べていただきました。クリスマスプレゼントには、新しい猫ベッドを購入。マイナビニュースの記事で、「愛猫にあげたい猫用クリスマスプレゼントまとめ」というものがあったので参考しました。お年玉には、ちょっと高い猫用のささみジャーキーを。ものすごい勢いで食べるので、手で細かくちぎって食べていただきました。

その他にも、「可愛いからプレゼント」「いい子にしてたからプレゼント」「上手にうんちできたからプレゼント」と、随時何かしらプレゼントしてます。喜ぶ顔が見たくてついついショップでおもちゃを買ってしまうので、我が家にある猫用のおもちゃ箱はもう満杯です。

○おまけ2 うちの猫

○マイナビニュースでのうだまの連載

・レシピ 「独女の晩飯」・連載 「結婚の条件は、猫を捨てることだった」・8コマ漫画つきコラム 「猫マンガ家の日常」・1コマ漫画 「猫にありがちなこと」・1コマ漫画 「独身アラサー女にありがちなこと」・漫画付きエッセイ 「猫なんか、二度と飼うもんか」

○作者プロフィール

うだま猫好きの独身アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。

(うだま)