大韓民国の国宝第1号に指定されている崇礼門(通称:南大門)は2008年に放火によって焼失した。南大門はその後再建工事が行われ、5月4日に復元記念式典が行われた。(イメージ写真提供:123RF)

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 大韓民国の国宝第1号に指定されている崇礼門(通称:南大門)は2008年に放火によって焼失した。南大門はその後再建工事が行われ、5月4日に復元記念式典が行われた。

 5年の歳月と276億ウォン(約26億円)もの予算を費やし、さらに4万人を動員するという韓国史上最大の文化遺産修復プロジェクトだったものの、復元した南大門はわずか5カ月で色絵部分の7カ所に亀裂や退色が生じたという。

 お粗末な工事と言えば中国の「おから工事」が有名だが、韓国が国を挙げて実施したはずの文化遺産修復プロジェクトが「おから工事」であったことに中国では驚きの声が上がる一方で失笑もみられた。

 中国大手検索サイト百度の掲示板を見てみると、

 「おから工事は中国だけじゃなかった!」 「こんなに小さなものを作るのに5年もかかったのか?」

 との意見が寄せられた。確かに中国ではビルを建てるにしても道路を造るにしてもスピードが異常に速いので中国人が驚くのも無理はないだろう。しかし、驚くべきは5年もかけて工事をしながらも、わずか5か月で問題が起きたことのほうではないか。また、わずか5か月での問題発覚に、

 「韓国製品は有名になるのも壊れるのも速い! もう絶対に韓国製品は使わない!」

 と、電子製品などの韓国製品に対するクレームも多く見られた。韓国メーカーの電子製品は中国でも人気だが、消費者の信頼は得ることができていないようだ。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)