ハイクオリティーな4K動画は実用的!ドコモスマートフォン「GALAXY J SC-02F」の動画撮影機能を詳細にチェック【レビュー】
GALAXY Jは動画も凄い! |
NTTドコモから10月31日に発売開始された「2013年冬モデル」のサムスン電子製Androidスマートフォン「GALAXY J SC-02F」(以下、GALAXY J)。前回は、ハイレゾオーディオ対応、さらに従来の音楽データさえもデジタルオーディオ専用機以上に高音質で再生する音楽機能を紹介した。
今回は、AV機能、特にカメラ機能をクローズアップして紹介していこう。GALAXY Jのカメラ機能の中でも注目すべき4K動画(3840×2160ピクセル)の動画機能を中心に紹介していく。
新機能サラウンドショット
連写合成によるゴルフ
そして、1番の進化は4Kの動画撮影に対応したことである。ニッチなジャンルであるためか、ハイレゾオーディオと同様に敢えて4K動画撮影を売りにせずに、デザインや基本機能をプッシュしているのが実にもったいない。そこで、この素晴らしいAV機能をもっと掘り下げて行きたいと思う。
動画撮影は4Kの解像度に対応する
4K動画は最大記録時間が5分とやや短いものの、約829万画素(3840×2160ピクセル)のカメラで秒間30コマの連続撮影をしていると考えれば凄いことだとおわかり頂けるだろうか。
とはいえ、4Kのテレビの普及率が低い中で4Kの動画にどんな意味があるのか疑問を抱くかも知れない。実際に筆者も4Kを再生するための機材を持ち合わせていないのだが、フルHD(1080×1920ピクセル)のモニターで再生したGALAXY Jの映像のクオリティーの高さにまず驚いた。
そもそも、スマートフォンの動画でしかも他に比べる対象がない4K動画はたかが知れていると思っていたのだが、モニターに映し出された映像は驚くほどの解像感があり、そして滑らかに動いている。この解像感はPanasonicのデジタル一眼カメラ「LUMIX DMC-GH3」のフルHD動画に近いと感じた。
モニターの関係上、4Kの映像が4分の1の面積に縮小されるため綺麗に見えていると言えばそれまでだが、それでもこのハイクオリティーな映像に実用性を感じ次のテストを行ってみた。
一番大きいサイズで撮影した静止画をフルHDの解像度に縮小したものと、4Kで撮影した動画をフルHDに縮小してスクリーンキャプチャーしたもの、そしてフルHDの動画を実寸でスクリーンキャプチャーしたものを比較してみた。
結果は、樹木などの細かい部分のディテールが残っている静止画がやはり一番で、次いで4Kの動画のスクリーンキャプチャーとなった。どちらも解像感はあるので、4Kのスクリーンキャプチャーが極端に悪いと言うことはない。
フルHDの動画は画角が違うこともあるがさらに甘めの画質となった。
静止画をフルHDに縮小した画像からの等倍切り出したもの
4K動画をフルHDに縮小。静止画と同じ部分を等倍で切り出したもの
フルHD動画から等倍で切り出した物
この4Kのスクリーンキャプチャーが何に役立つかは今後の使い方次第だが、これだけのポテンシャルを秘めているのであれば4K動画を記録映像として実用性を感じた。
最後に4K動画の最長時間である5分間の映像をご覧いただきたい。5分の記録で容量は約1.7GBに及ぶ。撮影後の書き出しはmicroSDXCの高速タイプが必須で、microSDHCのカードでは書き込みに膨大な時間が掛かってしまった。
リンク先のYouTubeの映像は、レインボーブリッジ内で画面がノイズだらけになってしまうが元データではそのような波状はなく高い解像感を維持している。そのシーンのスクリーンキャプチャーも掲載しておくので、是非確認してみて欲しい。細かい移動物が多いシーンでも破綻しないのは、データのビットレートを48Mbpsとしているからなのだろう。撮影時の振動の影響で音が割れてしまっている点はご容赦願いたい。
動画リンク:http://youtu.be/j4PXYfJfA5Q
レインボーブリッジ内の映像のスクリーンキャプチャー
等倍で切り出したもの
テストのために行った撮影だが、トラブルや極端なコマ落ちすることなくしっかりと5分間の4K映像が記録されており、GALAXY Jのポテンシャルの高さを感じた。
記事執筆:mi2_303
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