なぜ伊藤園のロゴには四つ葉のクローバーが描かれているの? -広報さんに聞いてみた

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『お〜いお茶 緑茶』などを製造・販売している伊藤園のロゴマークには、目にも鮮やかなグリーンの「四つ葉のクローバー」があしらわれています。お茶で有名なメーカーなのになぜクローバーなのかは少し不思議な気がしますね。今回はこのロゴについて株式会社伊藤園 広報部 広報室の中川寛子さんにお話を伺いました。

――伊藤園のロゴマークには四つ葉のクローバーが描かれていますが、これはなぜなのでしょうか?

伊藤園の原点となる「日本ファミリーサービス株式会社」という会社がありました。この会社の創業時に「社員と社員の家族が幸せになれるように」という意味を込めて、四つ葉のクローバーをモチーフとしたコーポレートマークをデザインしました。

――社員想いの社長さんだったのですね。

その後、1969年に「株式会社伊藤園」になりますが、しばらくの間「日本ファミリーサービス株式会社」時のロゴマークを使用していました。

――なるほど。それが現在のロゴマークになるきっかけはあったのでしょうか?

ヒット商品『お〜いお茶』の前身である『缶入り煎茶』という商品がありまして……。

――あ、その商品知ってます(笑)!

ありがとうございます。この『缶入り煎茶』を『お〜いお茶』へ商品名変更する際にロゴマークも変更いたしました。パッケージの変更と同時にロゴマークもよりシンプルなものにしようということで、現在のロゴマークになりました。

――なるほど。今や伊藤園の代名詞ともなっている製品と一緒にロゴマークも一新されたわけですね。

はい。現在のロゴマークは、1988年から正式に使用しています。

――このロゴマークをデザインしたのは誰でしょう?

申し訳ないのですが、非公表とさせていただいております。

――では、ロゴの色に関してはどのように決定されたのでしょうか?

自然を表現する色として、グリーンに決定しました。

――伊藤園はお茶製品で有名ですからピッタリの色ですね。ロゴマークに込められたデザインの意図などを教えてください。

日本ファミリーサービス株式会社創業時の「社員と社員の家族が幸せになれるように」という想いが込められた四つ葉のクローバーのモチーフを基に、「自然と健康がもつやわらかさ、豊かさ、生き生きとした躍動感」を表現したシンプルで特徴のある形にデザインされています。

――ありがとうございました。

いかがだったでしょうか。伊藤園の四つ葉のクローバーには優しい気持ちが込められていたことが分かりましたね。

(高橋モータース@dcp)