開幕間近のコンフェデレーションズカップには、スターやスター候補がひしめいている。市場価格でトップに立つのは、バルセロナへの移籍が決まったばかりのFWネイマールだ。設定された契約解除金は1億9000万ユーロ(約240億円)。手の届かない金額だ。続くのは、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの7000万ユーロ(約89億円)だが、彼がバルセロナを離れる兆しはない。

そこで、去就が注目される選手でトップに立つのは、ナポリのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニだ。レアル・マドリーだろうとマンチェスター・シティだろうと、あるいはチェルシーだろと、ナポリは契約解除金の6300万ユーロ(約80億円)でなければ手放さない意向だ。

夏に売却される可能性がある選手の市場価値ランキングで続くのは、5500万ユーロ(約70億円)のスペイン代表MFセスク・ファブレガス(バルセロナ)、4500万ユーロ(約57億円)のブラジル代表FWフッキ(ゼニト・サンクトペテルブルク)、3500万〜4000万ユーロ(約44億〜50億円)のウルグアイ代表FWルイス・スアレス(リヴァプール)だ。バルセロナが狙う4000万ユーロのブラジル代表DFチアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)もいる。

イタリア代表では、3500〜4000万ユーロのFWステファン・エル・シャーラウィ(ミラン)、3000万ユーロ(約38億円)のMFクラウディオ・マルキージオ(ユヴェントス)とMFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)が国外の気を引き付けている。

リストは続く。ブラジル代表にはDFダビド・ルイス(チェルシー)とMFエルナネス(ラツィオ)がおり、スペイン代表はFWダビド・ビジャ(バルセロナ)の価値を1800万ユーロ(約23億円)から再び上げることになるかもしれない。

マンチェスター・ユナイテッドが放出を認めるなら、メキシコ代表には2200万ユーロ(約28億円)のFWハビエル・エルナンデスがいる。日本代表は2000万ユーロ(約25億円)のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)にアピールの機会を与えられるかもしれない。CSKAはその機会を多く与えたわけではないが、契約は今年12月までのため、移籍金は大きく下がるだろう。