「私がモラッティ会長だったら、プリマヴェーラのチームをピッチに送り出すね」。インテルの大ファンである有名司会者のパオロ・ボノーリス氏が、『インテル・チャンネル』で衝撃的な提案をした。さらにこのコメントは、インテルの公式サイトでも伝えられている。

インテルが3−1から3−4と逆転負けしたアタランタ戦で、ジェルヴァゾーニ主審がアタランタに与えたPK判定の騒動について、ボノーリス氏はこのように話した。

「もう審判の善意を信じることはできないね。まったくのお芝居だ。あまりに明らかで、もう、明らかなPKが与えられず、存在しないPKを取られても、目を閉じるしかない。憂うつになるね」

ボノーリス氏は裏があるとも話している。

「もう要求は明らかだ。終わりが書かれているシナリオがあるに違いない。投資をしたミランをチャンピオンズリーグ(CL)に連れていきたいのさ。お芝居だよ。明らかだ。テーブルの上で決まったことに違いないね。インテルが完全に(CL出場争いから)外れたら、PKも与えられるだろう」

これに対し、ミランは公式サイトでの声明で、「インテルの公式サイトでも伝えられた『インテル・チャンネル』でのボノーリス氏の発言は、まったく根拠がないというだけでなく、この上なく深刻だ」と発表している。

また、『ミラン・チャンネル』のディレクター、マウロ・スマ氏も「モラッティはボノーリスの腹話術師だ」とコメント。「インテルの公式サイトで発表されたから、あの主張はクラブのトップが元ということだ。それはとても深刻なことである」と続けた。

その後、ボノーリス氏は『スカイ』で、このように述べている。

「私の背後にクラブはいない。私はサポーターとして話す。アタランタ戦で起きたことを見て、ある種の筋書きが描かれたシナリオがあると思うんだよ。私が間違っているのかもしれない。だが、明らかな事実からは、シナリオに見えるんだ。昨日はバカげたことの頂点に達したんだよ」