「ミリートのことは大変な痛手だ。だが、以前のように戻るだけの素晴らしい気質と肉体的強さが彼にはある」

インテルのマッシモ・モラッティ会長は15日、前日のヨーロッパリーグ・クルージュ戦で負傷離脱したFWディエゴ・ミリートについて、このように語った。

「こういうことがあって、12時間しか経っていないのに、代役のことを考えるはずがない。ほかの選手が加わる可能性はない」

「ミリートのケガは、スポーツ面での深刻な痛手というだけでなく、高いプロ意識で情熱を取り戻した彼のことを思うと、非常に残念だ。チームがこれで崩れるとは思わない。このことが、チームメートたちにさらなる力を与えると思う。こういうケガは団結させるものだからだ。うまくやるために、ペダルをこぎ続けなければいけない。チームの目標は変わらないよ。ELとリーグ3位のままだ」

モラッティ会長はこのように話したが、インテルは攻撃陣の穴を埋めるために、フリーの選手の獲得を考えている。最初のアイディアは、2日前にガラタサライとの契約を解消した31歳のFWミラン・バロシュだった。だが、同選手が契約を解除したのが1月31日以降のため、イタリアサッカー連盟に登録の可能性を確認してから、インテルは獲得が不可能と理解した。

マルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)の電話は鳴り続けている。インテルはたくさんのオファーを吟味し、最適な解決策を探すだろう。