12月1日、フジテレビでは「ドリームオファー 〜一流アスリートに無茶なお願いしちゃいました!SP」が放送された。

その名の通り、アスリートに無茶なお願いをする同番組では、「前代未聞の異種PK対決」として、ハンドボール界の第一人者・宮崎大輔と、ロンドン五輪での活躍が記憶に残るサッカー・権田修一(GK)による“PK対決”が放送された。

ハンドボールのスローとなるため、宮崎に分がある対決となった一戦は、5ゴール先取で勝者となる。「負けられません」という宮崎に対し、権田は「キャッチすることより、はじき出すこと」と意気込んだ。

1本目:宮崎がゴール右隅にボールを投げ込むと、権田は反応できず。宮崎は「下を打つっていうのは狙い通り」と語る一方、権田は、滞空時間の長い宮崎のシュートに「ちょっとビックリしました。最後のところで、手首で(コースを)変えられてしまうのは、サッカーにはない」と驚きを隠せず。

2本目:宮崎がゴール左隅に投げ込むと、権田はゴールこそ許すも、左足を前方に出して反応を見せる。宮崎は「高さを生かして下に投げる。イメージ通り。サッカーは上からっていうシュートがない」と話し、権田は「1本目よりは少し反応できた感覚はある。ちょっと誘った方がいいかな」と、手ごたえを掴んだ様子を垣間見せた。

3本目:前に出てプレッシャーを強めた権田が、宮崎のシュートコースを狭める格好でブロックに成功。「宮崎 2-1 権田」となる。

4本目:同じく前に出た権田。宮崎はプレッシャーに押されたか、ボールはゴールの上に外れる。

5本目:前に出る権田に対し、宮崎はなんとスピンをかけたワンバウンドボールを投げる。すると、そのボールは権田の手をすり抜け、バウンドした瞬間、向きを変えてゴールに吸い込まれ、思わず権田は苦笑い。

6本目:5本目のスピンボールが効いたか、宮崎は一変してスピードボールを投げ込み、ゴール。宮崎が4点目を決め、王手をかける。

7本目:空中でフェイントをかけた宮崎に対し、喰らい付くように上体を残した権田が、手でボールをブロック。宮崎は、その粘りに「ビックリした」と話した。

8本目:宮崎は権田の股下を抜くボールでゴールを決め、5-3で「異種PK対決」を制した。

勝った宮崎は、「今日、最高の一本。最後の最後まで見られて怖さもあった」と振り返り、敗れた権田は「今のコースは脱帽。悔しいですね。負けるって本当に悔しい」と語り、両者はガッチリと握手を交わしてエンディングとなったが、それでも権田は「もう一回」と訴え、負けず嫌いの一面を見せた。