神秘の「女書」使ったチャイナドレス、湖南女子学院でお目見え
![湖南女子学院で5日、「女性だけが使った神秘の文字」などとされる「女書」をあしらったチャイナドレスが発表された。(写真は「CNSPHOTO」提供)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/6/0/60926_620_5ea83c2931905bb9dcee180de2553830-m.jpg)
湖南女子学院で5日、「女性だけが使った神秘の文字」などとされる「女書」をあしらったチャイナドレスが発表された。(写真は「CNSPHOTO」提供)
モデルは同学院の学生がつとめた。写真中央はデザイナーの京晶さん。赤、黄、水色、青、紫と、カラフルな5種を発表した。
「女書」は湖南省永州市江永県とその周辺で使われていた文字で、「女性だけが使うことができる」とされた。同地のヤオ族女性などが、現地方言の中国語を表すために学び、使った。確実なものとしては1930年代の記録があるが、実際には数百年前から使われていたとみられている。歴史については謎(なぞ)が多い。最後の自然伝承者の女性は2004年に98歳で死去した。
京晶さんは、チャイナドレスに大小の「女書」をちりばめた。デザイン全体では、ミニスカート風にすることで現代的な雰囲気を出した。
湖南女子大学は湖南省長沙市にある女子大学。1985年に湖南女子職業大学として設立され、2010年には学士号の授与が可能になった。学科は経営管理、旅行管理、芸術演技、芸術デザイン、外国語など。(編集担当:如月隼人)