「子供たちが体験して、モータースポーツのファンが増えてくれたらうれしい」と語ってくれた、小林可夢偉選手/小林可夢偉(かむい):1986年兵庫県尼崎市出身。09年にF1デビューし、翌年からフル参戦。現在ドライバーズランキング第10位(8月11日現在)

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開場50周年を迎えた、モータースポーツの聖地「鈴鹿サーキット」。ファンにとっては憧れの地に、7月7日、新たなアトラクションが登場した。モータースポーツをわかりやすく、臨場感たっぷりに紹介する「レーシングシアター」だ。F1ドライバーの小林可夢偉選手も絶賛したというクオリティを、生粋の“F1ファン”である記者がチェックしてきた!

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はやる気持ちを抑えながら「エントランスホール」に入ると、まず「メインシアター」のストーリーの主人公が乗るフォーミュラカーが目に飛び込んでくる。こちらは壁に斜めに展示されており、手前にゼブラが配置されているため、走行中のマシンを上から撮影したように見える。ほかにも、過去のレースで活躍したバイクが年代別に並ぶなど、多くのマシンが展示されている。

先へ進んでいくと、ファン垂涎の「ウェイティングガレージ」に到着! 「メインシアター」で繰り広げられるレースのピットガレージが忠実に再現されており、スタート前の緊張感を高める。タイヤウォーマーや工具セット、予備のノーズなどが展示されていて、“プロの仕事”を垣間見ることが出来る。チームスタッフがマシンの調整をする様子なども見られるぞ!

「ウェイティングガレージ」でレース気分を高めたら、そのまま「メインシアター」へGO。ワイドスクリーンで、レースの圧倒的なスピード感と迫力を感じられる。音と振動を体に与える体感音響システムも完備され、ストーリーに合わせて振動するだけでなく、エアーショットやミストなどの特殊効果もありすごくリアル! さらに、シアターの座席に使われているのは、実際のレーシングマシンに使用されているようなバケットシート。ひざよりもお尻が低くなっており、包み込まれるようにしっかりとホールドされるので座り心地抜群。その快適さは、小林可夢偉選手に「持って帰りたい」と言わせるほど。

最後は「レジェンドオブ鈴鹿」で、鈴鹿サーキットで生まれた数々の伝説を勉強してゴール。何度でも来たくなる同施設は、6月29日に行われたメディアお披露目会に駆けつけた小林可夢偉選手も「世界中見てもこんな体験ができる場所はない」と大絶賛。世界で唯一の新施設で、レーサー気分を味わってみよう!【関西ウォーカー】