故逸見政孝さんの長男で、俳優兼タレントの逸見太郎が、『5時に夢中!』(東京メトロポリタンTV、以下MXTV)の司会を降板、その“余震”が続いている。
 逸見は'09年1月から同番組の司会を始めた。さらに'11年4月からは『5時に夢中サタデー!』、同5月より『これからはパ・リーグだ!』の司会も担当してきた。
 月曜から日曜までMXTVの生放送に出演し、休みはまったくなかった状態。しかし、3月末で『5時に夢中!』を降板し、その他も打ち切りか降板で、今では他局も含めて、レギュラーはゼロという悲惨な状況に陥った。

 この事実は、逸見本人が先日、親友である宇多丸のラジオ番組で愚痴ったことで広まった。
 それにしても、なぜ逸見は全番組降板に追い込まれたのか。
 『5時に夢中!』といえば、3月に漫画家・西原理恵子が「ま○こ」発言をし、降板させられた番組。
 そこで流れたのが、逸見も共同責任をとらされたという見方。だが、本人は発言を誘導したわけでもなく、根拠は弱い。2番目として、米国に行くためとの理由が囁かれたが、それは本人が強く否定している。
 「40歳にもなって、食い扶持の司会業を捨て、いまさら米国に渡ることもないでしょう」(逸見周辺)
 そして3番目が、逸見のTENGA(オナニーグッズ)好きというもの。
 「パネラーの中村うさぎが、よく独身の逸見に対しTENGA好きをからかっていた。主婦や子供がターゲットのMXTVは、そのあたりを不適切と判断したと見る関係者は少なくない」(同局の事情通)
 実際、逸見はTENGAを複数所有し、番組中に使用後の感想まで語っていた。TENGA使用について、取材を受けたこともある。
 「西原の更迭だけでは、下ネタの多いMXTVというイメージは消えないと考えたのでしょう。だからTENGA好きの逸見にまでつめ腹を切らせたのです」(民放関係者)

 ただ、現在の司会を務めるふかわりょうでは物足りないという声も多い。
 ふかわは以前から、テレビ局の韓流偏向を批判してきた。しかし、かなりの本数、韓国ドラマを放送するMXTVの仕事を喜々として引き受けたのだから、先の批判には一貫性がないという疑問の声が寄せられている。ふかわよりユーモアのある逸見の方がよかった、との声しきりである。