20日、チェゼーナがクラブの公式サイトで、ダニエレ・アッリゴーニ監督の退任を発表した。昨年11月1日、マルコ・ジャンパオロ氏の後任として選ばれた同監督だが、今季末までだった契約を合意の上で解消している。19日に行われたミラン戦が致命的になった形だ。1−3と敗れたチェゼーナは、勝ち点16で最下位に転落。残留ラインとなる17位のシエナとは勝ち点7差となっている。

後任監督は発表されていないが、候補は2人いる模様。一人はマリオ・ベレッタ氏。もう一つの可能性は、ジャンパオロ氏の復任だ。同氏は開幕から10試合で勝ち点3しか得られず解任されたが、まだ契約は残っている。チェゼーナは21日中にも後任を決定するはずだ。

チェゼーナで生まれたアッリゴーニ氏は、14試合を戦って4勝1分け8敗。ここ5試合で1ポイントしか手にすることができていなかった。ラツィオ戦で2点のリードをひっくり返され、2−3と逆転負けしたときに、アッリゴーニ氏はすでに辞任を申し出ていたが、イゴール・カンペデッリ会長が続投するよう説得していた。

今季のセリエAでの監督交代は、以下のように13度目となる。

●開幕前
カリアリ(ロベルト・ドナドーニ→マッシモ・フィッカデンティ)
パレルモ(ステファノ・ピオリ→デヴィス・マンジャ)
●第4節終了時
インテル(ジャン・ピエロ・ガスペリーニ→クラウディオ・ラニエリ)
●第6節終了時
ボローニャ(ピエルパオロ・ビーゾリ→ピオリ)
●第10節終了時
チェゼーナ(ジャンパオロ→アッリゴーニ)
●第11節終了時
カリアリ(フィッカデンティ→ダヴィデ・バッラルディーニ)
フィオレンティーナ(シニシャ・ミハイロビッチ→デリオ・ロッシ)
●第14節終了時
レッチェ(エウゼビオ・ディ・フランチェスコ→セルセ・コズミ)
●第16節終了時
パレルモ(マンジャ→ボルトロ・ムッティ)
●延期分第1節終了時
ジェノア(アルベルト・マレザーニ→パスクアーレ・マリーノ)
●第17節終了時
パルマ(フランコ・コロンバ→ドナドーニ)
●第20節終了時
ノヴァーラ(アッティリオ・テッセル→エミリアーノ・モンドニコ)
●第24節終了時
チェゼーナ(アッリゴーニ→未定)