ミランは15日のセリエA第18節で、0−1とミラノダービーで敗北した。ミランは再構築することになるのだろうか? マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後の『スカイ・スポーツ』のインタビューで、「まったくそんなことはない」と語った。

「今日は上位3チームで勝ち点1しかなかったね。我々がダービーに負け、インテルがスクデット争いに戻ったというだけだ。だが、試合をしたのは我々の方だったよ。特に前半はね。彼らはカウンターをするために待っていた。最初のチャンスでそれをうまくやったんだ」

「我々も多くをつくることはできなかった。インテルの功績だね。ミランがピッチを優位に使ったが、多くのゴールチャンスをつくることはできなかった。でも、プレーを主導したのは我々だ。だが、相手は素晴らしいインテルだった。秩序をもって守り、こちらに多くを許さず、うまくカウンターを仕掛けてきたね。難しい試合になると思っていた。彼らのカウンターと、我々がミスするかもしれないことを警戒していたんだが」

ダービーを迎える今週、ミランはFWアレシャンドレ・パトの移籍やマンチェスター・シティFWカルロス・テベスの獲得、アッレグリ監督の契約延長などが話題となった。

「動きのある一週間だったね。必要なかったよ。数え切れないほどの問題を抱えているかのようだった。だが、実際にそういうものはない。我々は最後までスクデットを争う」

「パト? 彼は残留したが、私がクラブと会長の選択に困ったわけではない。パトを放出してほしいなどと言ったことはないよ。(アントニオ・)カッサーノを諦めなければいけなかったのだしね。次は(ケヴィン=プリンス・)ボアテングも出場停止だから、うまくやらなければならない」

一方、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は『ミラン・チャンネル』で、次のように話している。

「勝っていれば、優勝について話せていたかもしれないね。ほかのライバルが立ち止まっていたおかげで、我々の手にマッチポイントのボールがあったんだ。我々は素晴らしい試合をした。より多くのゴールチャンスをつくったんだ。だが、最後に決めたのはインテルだった」

「だが、インテルとの勝ち点5差とダービーでの勝利を交換するつもりはない。我々は首位とわずか勝ち点1差なんだ。上位ではわずかな勝ち点差に複数のチームがひしめいている。大事なのは順位だけだ。そして、我々はインテルの上にいる。選手たちはもう立ち直っているよ」