弱者救済の美談じみたシステムやキレイ事は止めろ!! 【エモやんのワイルドピッチ】

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明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新春の話題として、今年の新人選手について。

バラバラな数の育成選手の入団は各チームの事情にもよるが、育成を取るチームと取らないチームがハッキリしている。ドラフトでの新人は即戦力として獲るのと、将来を見据えてのケースもある。

ここで言いたいのは、通常のドラフトで選手を獲るのと、全く育成選手を入れないチームがハッキリしているということ。

育成を多く取るのはソフトバンクが7人、日ハム・ロッテは0、西武1人、オリックス2人、楽天が1人。巨人6人、阪神1人、広島4人、横浜2人、ヤクルト2人、中日0という数字で各チームバラバラだが、そこでこの育成なる選手が本当に必要なのか?取ったり取らなかったりの意味は何なのかわからないが、それなら12球団で独立リーグもしくはマイナーを12チーム作って1球団を編成し、2軍と育成を一緒にして30人ぐらいのチームにして、マイナー12球団で徹底的にゲームでの選手育成をしたほうがいいと思う。

育成がらみで一軍のスタープレイヤーとして確立される選手は現在山口(巨人)のみ。そもそも正規のドラフトをされない選手をスターに育てるのは無駄な労力だし、選りすぐられたドラフト選手を集中して育てるほうが球界のため。そしてプロ入りした新人選手達のためにもなるのではないか。

要は一軍を切り離し、独立したマイナーリーグを作って選手を育てるほういい。こんなバラバラに育成を取る球団と取らない球団があるのはおかしいと思う。

やたら多すぎるコーチ・トレーナーなど、かなり無駄を省かないと経営にも影響するだろう。またプロへ入っても、若いうちにクビになって次の道もなく社会に放り出されて苦労することにもなる。無駄を省く意味でも、無駄な育成・三軍など、現状の日本の一軍・二軍のシステムを変えないと、この先のプロ野球は苦しくなる一方だろう。そして何より選手が育たない!

育成選手に背番号100番台をつけさせることも変な差別化で、そこまでする意味があるのだろうか。

MLBでは3A、2A、1Aなどチーム名がすべて違うので、そのチームでの背番号をつける。1ケタや2ケタで十分間に合うのだ。

そういった独立したマイナー球団にして、若い選手を育てるシステムにしないとプロのユニフォームを着ているだけで、無駄な時間を過ごすことになる。

中には掘り出し物が・・・とか若い人を育てて夢のあるプロ野球・・・とかキレイ事を並べる人がいる。いかにも弱者救済の美談じみたマイナー重視(?)はやめて、厳しいマイナーシステムと競争社会のマイナーシステムに改革しないといけない!

(江本孟紀) http://emoyan-yan.cocolog-nifty.com/