川澄奈穂美は2得点2アシスト。
そういう数字を抜きにしても圧倒的なプレーだった。
スピード、動き出しが抜群。
身体は小さいけれど、当たりも結構強い。
筋力が意外に強く、バランスは抜群ですね。
スプリント、ドリブルと上下動が少なくスムーズ。
DFが全く付いていけていない。
試合が決まっても攻守のアグレッシブさが消えない。
敢えて粗を探すなら頑張りすぎていたこと。
「もう少し流して決勝に備えろよ」とアドバイスしたくなった(笑)

INACはなでしこリーグ最高の人材を揃えている。
ただ「チーム力」も文句なしだった。
パスコースを作る動きが整理され、3人4人と連動していた。
前後左右と揺さぶってからスペースを突くから裏を取れる。
攻撃に人数を掛けつつ、カバーリングもしっかりだ。
澤穂希がバランスを取るんだから、これ以上の「担保」はない!
川澄の活躍も彼女を生かす崩し、動きがあったからだ。