台湾の台南大学で16日、「宇宙人にさらわれた」ことを理由とする学生の授業欠席申請を受理するハプニングが発生。インターネット上で大騒ぎとなり、大学側が釈明に追われる事態となった。自由時報などの台湾メディアが報じた。

 「宇宙人にさらわれた」ことを理由に授業欠席が認められたのは、台南大学1年生の男子学生。学校の出席管理ネットワークシステムを利用して15日の第2限目の欠席申請を「宇宙人にさらわれた」との理由で提出したところ、学校側は何事もないかのように欠席申請を受理してしまったのだ。

 学生の欠席申請画面はたちまちネット上に晒(さら)され、方々のサイトに転載される騒動となった。ネットユーザーからは申請した学生が余りにもふざけているという声が出る一方で、「管理システムがいい加減すぎる」と学校に対する批判が高まった。

 これに対して台南大学は「当該学生は身体の不調を理由に欠席したが、遊び心から理由を『宇宙人にさらわれた』と書いたようだ。受理した職員は着任から日が浅くシステム操作に不慣れで、誤って受理のボタンを押してしまった」と釈明するコメントを発表した。

 記事は、「騒ぎが起きた後、画面上の欠席申請履歴も『身体の不調』に改められた」と伝えた。(編集担当:柳川俊之)