マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリは、選手として最高の時期にある。ポーランドやウルグアイとの国際親善試合で、イタリア代表として完全なる飛躍が期待されている同選手は、プレミアリーグで首位に立つクラブで7試合に出場、5ゴールを記録し、ロベルト・マンチーニ監督から称賛されている。

だが、ピッチの外では、いつもと同じ話だ。今回は金髪美女とのゴシップや、母親の買い物リスト、自宅での花火によるボヤ騒ぎではない。今回は、バロテッリが去年、ナポリ検察が捜査している実業家マルコ・イオリオ氏氏や犯罪組織の構成員に付き添われ、ナポリ郊外のスカンピア地区を訪れた件だ。バロテッリの検察への説明を、『マッティーノ』が報じている。

記録によると、イオリオ氏はバロテッリが「友人や何人かの女性と一緒にカプリ島を見学するために」使われたというヨットを貸したそうだ。そして、バロテッリはイオリオ氏に郊外やセコンディリアーノを見たいと告げ、同氏のスクーターで見学に行ったという。

バロテッリは「10メートルくらいの距離に、麻薬の袋が置いてあるテーブルを見ることができた」と話したそうだ。また同選手は、「良くない人」が付き添いだったことを、後で報道で知ったとも強調している。

また、『マッティーノ』は、ナポリFWエセキエル・ラベッシがマフィアの大物、サルヴァトーレ・ロ・ルッソの息子であるアントニオと知り合いだったことについて、検察の質問に答えた様子も報じている。

「潜伏中の人間だってことは、メディアで知った。僕はウルトラスのボスとして彼を知っていたんだ。ロ・ルッソは何度か家に来たこともある。サポーターのトップと関係を維持することは、アルゼンチンでもある選手たちの習慣だった。それに、記憶が間違っていなければ、僕の売却の噂が流れたとき、ナポリから移籍しないようと、彼は横断幕で骨を折ってくれた」

また、イオリオ氏については、「よく彼のところにご飯を食べに行っていたし、彼と出かけていた」と発言。同氏の家でラベッシの時計が見つかったことには、「ナポリを離れるときは、安全面の理由から、時計や貴重品を彼に預けることがあった」と話している。