フィオレンティーナのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、FWアルベルト・ジラルディーノを取り戻した。1カ月以上もひざのケガで離脱していた同選手だが、自らの公式サイト上で、「1カ月以上も過ぎて、ようやく待つ時期は終わった」とコメント。次のように戦列復帰を宣言している。

「調子はかなり良いよ。完全に監督に起用してもらえる状態だ。今週はずっと、チームと一緒にトレーニングをしてきた。ピッチに早く立ちたいね。テレビで仲間たちを見ているのは苦しかった。ピッチから離れているこの期間、僕のことを近くで支え、励ましてくれたすべての人やファンに感謝している」

フィオレンティーナのドクターであるマネッティ氏も、「ジラルディーノは最初の4週間で専門治療を受け、5週目にいつもどおりチームと練習した。よって、カターニア戦に招集することはできる」とコメント。ミハイロビッチ監督も前日会見で、「週明けから彼は我々と練習している。明日はベンチに入れるよ。まだ万全の状態ではないし、彼を起用しなくてすむように願っているがね」と語った。

結局、ジラルディーノは22日のカターニア戦に向け、招集メンバー入りを果たしている。

一方、カターニアも一人のストライカーを取り戻した。こちらはフィジカルコンディションと関係ない話だ。FWマキシ・ロペスのことである。昨夏、フィオレンティーナへの移籍が噂され、開幕してからヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が何度も「落第」としてきた同選手だが、カターニアのピエトロ・ロ・モナコ代表取締役は『ラジオ・トスカーナ』に対し、次のように話している。

「明日の試合で彼が雪辱できるように願っている。調子は良いし、そういうときの彼は我々のエースアタッカーだよ。もしもフィオレンティーナがジラルディーノを売却していたら、彼らはM・ロペスを獲得していたはずだ。この序盤戦でマキシが苦しんでいるのが、夏のマーケットの影響であることは明らかだよ」

「(1月の)マーケットはまだ先だし、彼が移籍するかどうか、考えるのは難しいことだ。だが、いくつかオファーが届けば、我々は真剣に考慮する。ただ彼は、自分がカターニアにいるということを考えておかなければいけない。レアル・マドリーにいるわけじゃないんだ」