竹島(韓国名:独島)の領有権問題に関連して、『韓国人にとって特別な2つの場所』というタイトルの動画が、動画サイトのユーチューブ(YouTube)に掲載され、韓国内で話題となっている。複数の韓国メディアが18日、これに注目し動画の内容などを伝えた。

 4分ほどの動画は英語、日本語、韓国語の3バージョンが作成され、「1951年のサンフランシスコ平和条約によって竹島が日本領となったが、韓国はこれを無視し竹島を不法占拠している」とし、「韓国政府の洗脳のおかげで、韓国人は盗んだ島に強い執着を持っている」と紹介。

 また、動画では旅客機の窓に「独島は韓国領」とハングルで書かれた落書きの写真や、駐イラク韓国軍人らが竹島の壁画を描いている写真など、韓国人らの極端な行動を紹介しており、竹島の領有権をアピールするためには「何でもする韓国人」と非難している。

 さらに、韓国側が竹島問題における「法的根拠がないため、オランダにある国際司法裁判所の判断に任せようとする日本側の要求を拒否している」と説明されている。

 韓国メディアは、この動画について「韓国と韓国人に否定的な認識を与える動画」として、「偏向的に日本側の立場だけを扱うのは、独島の領有権主張を正当化するためであるとはいえ、わい曲の程度が度を超えている」と指摘した。

 韓国メディアは、動画を掲載したユーザーについても紹介。「ukm18」という名前で17日にユーチューブに加入し、国籍を「韓国」としているが、同ユーザーが竹島を日本領と主張していることや、動画作成者の名前が「Glorious Japan Forever(光栄な日本よ永遠に)」となっていることなどから、「日系や日本に友好的な外国人と推測される」と伝えた。(編集担当:永井武)