試合 :エールディビジ 第3節
開催日:2011年8月21日
結果 :引き分け
スコア:「2−2」
得点者:ムサ×2 ヤンセン シグトルソン

○ VVVフェンロ

FW:ウチェボ
MF:カレン・ロバート リンセン アフメド・ムサ
MF:マグワイア メイウヴィス
DF:アレックス・クメ 吉田麻也 アンドレア・メイ デ・レフト
GK:ヘンテナール

FW:ヴィルトシュット
MF:カレン・ロバート クライセン フェルベーク
MF:マグワイア メイウヴィス
DF:アレックス・クメ 吉田麻也 アンドレア・メイ デ・レフト
GK:ヘンテナール

○ アヤックス

FW:ブリフテル シグトルソン スレイマニ
MF:ヤンセン シーム・デ・ヨング
MF:エリクセン
DF:ブリント フェルトンゲン アルデルヴァイレルト ファン・デル・ヴィール
GK:フェルメイル

FW:エベチリオ シグトルソン セレーロ
MF:ヤンセン シーム・デ・ヨング
MF:エリクセン
DF:アニタ フェルトンゲン アルデルヴァイレルト ファン・デル・ヴィール
GK:フェルメイル


監督が代わっても守備は相変わらずのフェンロ。結果として前半に失点はありませんでしたが、前半から何度も崩されていました。正直、フェンロの守備は、見ていていつもイライラしますね。サイドバック、クロスを入れさせるなよ。ボランチ、ドリブルを止めろよ、パスコースを切れよ、もっとマークをタイトにしっかりやれよ。本当に酷いです。

昨シーズンから言い続けていますが、フェンロの守備が悪いのは、サイドバックとボランチの質が悪過ぎるからで、2失点目、あれは確かに言い逃れできない吉田のパスミスが原因でしたが、しかし、サイドバックやボランチの守備がこれだけ酷い状況では、CBにかかる負担というのが多過ぎて、当然、ミスの1つや2つは出るだろうなと思います。

サイドバックとボランチの守備が酷いので、全体的に下がれば守れるとか、CBの枚数を増やせば守れるとか、そういう事ではないように思います。CBの前や横のところでしっかり守備のフィルターがかかっていなければ、絶対に強い守備というのは生まれてきませんから、とにかくサイドバックとボランチに能力の高い選手を置かなければ、フェンロの守備力は上がってこないように思います。

一方、攻撃の方ですが、この試合でフェンロがアヤックスから2得点できた理由は2つ。1つには、1トップのウチェボがしっかりボールを収めて起点となれていた事で、2点リードしたのでポストプレイヤータイプのウチェボから裏に抜けるタイプのヴィルトシュットに代えたのだと思いますが、この交代采配は失敗だったかなと思います。相手にとっては、前線の深いところでボールを収められるウチェボの方が嫌だったのではないかと思います。

そして2つには、右SHのアフメド・ムサが、相手の左SBの選手であるブリントに1対1で勝てていた事。ムサの2得点後、そのブリントは交代させられてしまいましたが、かなりムサにやられていたなと思います。「4−1−2−3」と「4−2−3−1」。がっちり組み合う形となるので、1対1のところで完全にやられてしまうと、それが即失点につながる、という試合でもありました。

と言う事で、この試合でも先発フル出場した吉田とカレンについてですが、まず吉田から言うと、前述したようにサイドバックとボランチの守備が悪いので、中盤まで出て行ってアタックしたり、サイドバックの裏のスペースをカバーしたり、守備範囲を広くしなければならなくて、また、相手の勢いが強いまま対応したり、精度のあるクロスに対応しなければならないので、それを考えれば、よくやっていたと思っています。