アニメ『サザエさん』の意外なエピソード

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 日曜日の午後6時30分から放送されている長寿アニメといえば、『サザエさん』(フジテレビ系)です。1969年に放送が開始されて以来、43年目を迎えた今もなお、子どもからお年寄りまで幅広く親しまれています。

 さて、そんな長い歴史を持つ『サザエさん』ですが、実はこれまでアニメの公式本は一冊も出版されておらず、ついに43年目の今年、初めての公式ガイドブック『アニメ 「サザエさん」公式大図鑑 サザエでございま〜す!』が扶桑社より刊行されました。
 この『サザエでございま〜す!』には『サザエさん』の登場人物たちの紹介以外にも、長寿アニメならではの様々な逸話が掲載されています。ここでは、この公式大図鑑に載っている“サザエさんにまつわる意外なエピソード”をちょっとだけご紹介します。

◆エッ……本当に? 食卓にあがった意外すぎるモノ
 一台のちゃぶ台を囲み、一家団らんの夕食を楽しむサザエさん一家。食卓の上には「アジのひらき」や「焼きサンマ」といった和食から、「カレーライス」「エビフライ」「ハンバーグ」と子どもの大好物までさまざまなものが並んでいます。
 しかし、これまでの長い放送の中では、「カップラーメン」や「ビーフストロガノフ」、さらには「ふぐ」「サザエ」など、ちょっと意外な食べ物が並ぶこともあったようです。

◆カツオのガールフレンド、原作マンガでは……?
 そもそもアニメは原作の4コママンガがベースになっています。そこで、本書では原作マンガとアニメの比較をしているのですが、アニメにしか登場しないキャラクターも数多くいます。
 例えばアニメに出てくるカツオのクラスメイトの中で、マンガにも登場しているのは早川さんだけです。マンガには中島や花沢さん、かおりちゃん“らしき”キャラクターが登場しますが、名前などはなく、アニメ化される際にこまかく設定がつけくわえられました。

◆伊佐坂先生はどんな小説を書いている?
 サザエさんの家の隣に住む伊佐坂家。その主である伊佐坂難物が小説家であることは、アニメを見たことがある人なら誰もが知っていることでしょう。では、そんな伊佐坂先生が主に執筆している小説のジャンルとは?
 答えは「恋愛小説」。『愛のつむじ風』という作品名は、どこか昭和後期の純愛文学を思い出させます。公式大図鑑によれば小説の他に磯野家を題材にしたエッセイも書いたことがあるそうです。

 その他、オープニングでサザエさんが元気に「サザエでございま〜す!」と言うセリフは、実は昔は別のセリフを言っていたことがある、など驚きの真実が盛りだくさん! 別のセリフがどんなものであったかは、ぜひ本を読んでご確認ください。
 『アニメ「サザエさん」公式大図鑑 サザエでございま〜す!』には、すごろくや塗り絵、フィルムコミックなどといった付録も収録されており、この本を一読すると、文字通り“大人から子どもまで楽しめる”アニメであることがよく分かります。日本を代表するアニメ『サザエさん』。その知っているようで知らなかった世界を、家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。

 また、現在『サザエさん』史上前代未聞のアニメで使うエピソードを募集するキャンペーンを実施中。あなたの身の回りで起きた「サザエさん的エピソード」を募集しています。こちらのエピソードは2012年夏にアニメ化され放送される予定です。「『あなたもやっぱりサザエさん!』キャンペーン」の詳細は以下のURLから。
http://www.fusosha.co.jp/special/sazaesan/
(新刊JP編集部/金井元貴)



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