ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が13日、チームの今後について次のように語った。

「ナポリは街に投資する必要があることを示した。街がこのチームを模範としてくれることを願っている。我々はおもちゃを壊すことはしない。だが、すべてをすぐに手に入れることはできないんだ。チャンピオンズリーグでは経験を積むために戦う。行き過ぎた期待を持ってはいけない」

だが、サポーターはビッグネームの獲得を待っている。デ・ラウレンティス会長は補強について、このように話している。

「マーケットはまだ開いていない。去年も、(エディンソン・)カバーニのようなヒットをやり遂げたとき、誰もそのことを知っていなかったじゃないか。今回は、花火を打ち上げたりはしない。だが、今後2年間を見据え、(ワルテル・)マッツァーリ監督の希望を満たす補強をする」

最初に加入すると見られるのが、ジェノアDFドメニコ・クリッシトだ。ナポリとジェノアは、600万ユーロ(約7億円)での共同保有権譲渡で合意している。

「彼の獲得を確信しているのは、彼がナポリに復帰することになるからだ。つまり、(ナポリ出身のクリッシトが)一度は街を出たけれど、また再会するというわけだよ。2年前の過ちを繰り返したくないと思っている」

デ・ラウレンティス会長は名前を挙げていないが、「2年前の過ち」というのが、ユヴェントスへ放出したFWファビオ・クアリアレッラのことであることは明らかだ。

一方、イングランドでは、マンチェスター・シティがナポリFWエセキエル・ラベッシやMFマレク・ハムシクに関心を抱いていると報じられている。ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督も気に入っているハムシクについて、マンCは4000万ユーロ(約46億2000万円)のオファーを準備しているそうだ。だが、デ・ラウレンティス会長は「ウチの宝石店には、まだ誰も姿を見せていないよ」と強調している。