一時はブレーキがかかったと見られたジェノアDFドメニコ・クリッシトのナポリ移籍だが、実現が迫っているようだ。13日には最後の詳細を詰めるべく、クリッシトの代理人であるアンドレア・ダミーコ氏が、ナポリのリッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)と会談すると見られている。ナポリはジェノアから600万ユーロ(約7億円)で共同保有権を獲得することになる。

同選手の代理人であるアンドレア・ダミーコ氏は11日、イタリア『スカイ・スポーツ』に対し、「歴史的なチャンピオンズリーグ出場を果たしたナポリのようなビッグクラブの関心の対象となるのは、いつだってうれしいものだ」とコメント。ジェノアとナポリの交渉について、こう続けている。

「日程は設定していないが、連絡は取っている。(ナポリ出身のクリッシトにとって)故郷へ戻ることになる? 彼は完全なるプロフェッショナルであり、マーケットはグローバル化している。もはや『家』というのはあらゆるところを意味しており、大事なのはテクニカルなプロジェクトと契約内容だ」

また、ナポリDFサルヴァトーレ・アロニカは、『スカイ・スポーツ』に対し、「彼のことを知っているが、偉大な目標の達成を望んでいるクラブのプロジェクトを慎重に検討している。ミンモ(クリッシト)はチームの役に立つはずさ」と語った。

ナポリはほかにも動きを見せており、レヴァークーゼンMFアルトゥーロ・ビダルのことも諦めていない。ナポリは当初、700〜800万ユーロ(約8億〜9億2000万円)をベースにオファーしていたが、1200万ユーロ(約13億8000万円)の評価額に近づくために、ビゴンSDはMFワルテル・ガルガノを交渉に織り込むこと望んでいるようだ。また、来週にはパルマMFブレリム・ジェマイリとビゴンSDが会談する予定となっている。