ナポリが600万ユーロ(約7億円)で共同保有権の獲得を目指しているジェノアDFドメニコ・クリッシトが、イタリア『ラジオCrc』に対し、次のようにコメントした。

「ナポリ守備陣の補強が僕? ナポリのことは好きだよ。あそこではサッカーが日々の生活になっているし、重要な場所だ。ナポリは偉大なチームであり、去年は素晴らしいシーズンを送った。今はバカンスを楽しんでいる。どうなるかはこれから見ていこう」

「僕は(パオロ・)カンナヴァーロや(ファビアーノ・)サンタクローチェ、(クリスティアン・)マッジョの友達だ。彼らはいつもナポリのことをよく言ってくる。僕がナポリに行くとなったら、監督に身を委ねるよ。でも、今はまだ具体的なことはない」

だが8日夜、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は『ラジオ・キス・キス』に対し、次のように明かした。

「クリッシトはナポリ出身だし、ナポリは適正価格のオファーをしてきた。ジェノアはそれを受け入れたよ。あとはクリッシトが契約書にサインするだけだ。両クラブは合意している。共同保有がベースで、金額は600万ユーロだ」

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、7日にチーム首脳陣と会議を行い、ウディネーゼMFギョクハン・インレルに対するオファーを、年俸150万ユーロ(約1億8000万円)から170万ユーロ(約2億円)へ増額することを認めたようだ。いずれにしても、ユヴェントスは同選手に年俸210万ユーロ(約2億5000万円)を保証していると見られる。

インレルの代理人であるディーノ・ランベルティ氏は、『ラジオゴール』に対し、「インテルがナポリへ? ポッツォ会長とデ・ラウレンティス会長の間には合意がある。ナポリからの連絡を待っているところだ」とコメント。「いつまとまるか? プレッシャーをかけたくない。彼にとってベストの選択肢を検討したいんだ。来週にはまとまるんじゃないかな」と語った。

そしてウディネーゼのジャンパオロ・ポッツォ会長は、『ラジオ・キス・キス』でインレルについて、「2週間以上前からナポリとは合意している。デ・ラウレンティスと合意する前に、選手に聞いてみたけど、彼はナポリを気に入っていた。あとはインレルとナポリの金銭的な交渉であり、私は関係ない。移籍金? 2000万ユーロ(約23億4000万円)以下だ。(FWヘルマン・)デニスのことは含まれていない」と話している。